以下、記事内容にネタバレを含みます。
概要
漫画『弱虫ペダル』の東堂尽八×小野田坂道のBLカップリング。
東堂は箱根学園の三年生、坂道は総北高校の一年生であり、共に自転車競技部のクライマー。
東堂は初対面時、坂道に対し「ビジュアル的に三下」と言い放ち、坂道も体育会系なハキハキとした東堂の雰囲気に苦手意識を抱いていた。
しかし「100人の関所」をその脚で乗り越え、ライバル巻島との最終勝負を実現させてくれた坂道に対し才能あるクライマーとして敬意を払うようになり、インターハイ1日目表彰式の後に正式に謝罪と感謝を伝え、「三下」発言を撤回した上で和解した。
東堂は同じ箱根学園の後輩クライマー・真波山岳に対しても坂道との関係を大事にするよう諭し、「山神」の称号を受け継ぐ候補者の一人に坂道を挙げている。
スペアバイクネタバレ含みます↓
性格・趣味がまるでかけ離れている二人であるが、「ママチャリで自身の走法(ペダリング)を鍛え、途中で借り物のロードに乗り換えて初めてのレースで山岳賞を獲った」という経緯が非常に酷似しており、さらに両者とも玉虫色の蜘蛛男に執心という妙な共通点もある。
一切の無駄を削ぎ落とす走法も、山で軽いギアでケイデンスを上げて登る走法も、いわばクライマーにとっては「教科書通り」のペダリングである。二人が無駄ばかりの傾きすぎるダンシングや重いギアで高負荷をかけて登る登坂を使う自由で型破りなクライマーらを好敵手にもったのは、必然だったのかもしれない。