あらゆる者が無礼講する程度のSTG。 大宴会はこうでなくては。
今回、主人公にいつもの2人(霊夢と魔理沙)は参加せず、全て東方オリジナルのキャラである。
登場キャラは各々、
燕晩春の過去作品(東方薄月森、東方飛青海、東方電信想)から各々2体ずつで6体、
今作の新規登場キャラクターとして5体、
さらに他作品からのゲスト参戦として7体の、計18体である。
↓ジャケット・既存キャラの詳細付き
↓CDレーベルイメージ・新登場キャラの詳細付き
製作状況
対戦型STGという特殊システムであるため、
例え電信想までが出来たとしても製作に時間が掛かるのは必至。
逆上せないうちに作られて欲しい所。
時間軸
電信想までのキャラが出演している為、もちろんそれ以降。
ただし時系列で言うと、電信想は正月直前の話であり、
この霊嵐崎はもうすぐ春が訪れる冬の話である為、
前作よりそこまで時間は経っていない。
という時間軸であったが、飛青海を電信想の後に変更したため、
少なくとも前回より半年は空いている(正月前の冬→夏→正月以降の冬)事になる。
というよりは、「飛青海の異変にて作られた塩湖のそばに湯屋が現れた」のがこの霊嵐崎であるため、
飛青海の後であればいつでも構わないということになった。
バックストーリー
→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=164823
エキストラストーリー
→(執筆中)
独自システム・『五七五』
システムというよりは、スコアとして関係するものである。
今作は、夢時空や花映塚と同じ「対戦型STG」であり、
ゲージアタックと、画面内の全消しボムが搭載されている。
それらを発動する際、『独り言=五七五』が同時に表記される。
これだけでは全く何の意味も成さないのだが、この五七五を全て出す事が、
Extra、及びExtraに登場する『百山宝珠』を出す条件である。
Extraにて彼女を倒す事で、彼女もプレイヤーキャラとして、ストーリーモードに参戦出来るようになる。
ボムの際はボタン1つで出てくるので、特に難しいことは無い。
ただし、ゲージアタックはMAX(4段階)の状態で出さないと途中表記となってしまう。
(溜め撃ちでは表記すら出ない。 ゲージ2で最初の五が、ゲージ3で五七が表記される)
チャージ速度の速いキャラならすぐに出せるが、チャージ速度の遅いキャラだと、
少しの間とはいえ耐久を強いられる為、苦戦する事も。
登場キャラクターの一覧
既存キャラ6体:
○可能性を秘めた原石
葉月 三朝 (タグ:葉月三朝)
「時進む 闇は朝日の 空に消ゆ」 ゲージ五七五
「真の名 偽りの名に 書き換えて」 ボム五七五
○淡く弾ける記憶の珠
高野 梦森 (タグ:高野梦森)
「水底で 揺れる記憶の 星に泣く」 ゲージ五七五
「名を持って 花は水から 動かれた」 ボム五七五
○剛柔混種水母
水無月・四ッ目・ラビィアータ (タグ:四ッ目水無月)
「森に住む クラゲの耳を 戻す湯だ」 ゲージ五七五
「襲われた 深海の月 三日月に」 ボム五七五
○妖と法で陰徳を積む
芦川 真魚 (タグ:芦川真魚)
「魚に水 なれど目高に 湯を遣るな」 ゲージ五七五
「善し悪しの どちらも兼ねし 妖と法」 ボム五七五
○喜怒哀楽の環状鉄道
通坂 三奈都 (タグ:通坂三奈都)
「変わる外 昨日は京で 明日は鄙」 ゲージ五七五
「紺の戸が 幾多の神を 奉る」 ボム五七五
○幻想物を研究する者
見丘 文代 (タグ:見丘文代)
「外さねど 曇り目見えず 上の空」 ゲージ五七五
「文連ね 代を世に残し 地見下ろす」 ボム五七五
ゲストキャラ7体:
○咲き乱れる欲の花
隠花 (タグ:隠花)
「手を招き 鑑賞できるは 三大欲」 ゲージ五七五
「恋故に 愛故にこそ 死に行かん」 ボム五七五
○舞い泳ぐ白き行者
円 千歳 (タグ:円千歳)
「人に死し 鶴に生まれて 冴え返る」 ゲージ五七五
「鶴立ちぬ 千年籠もりし 深き籠」 ボム五七五
○破滅を謳う鉄十字
思花 (タグ:思花)
「統一と 正義と自由 我が胸に」 ゲージ五七五
「謳われど 使えぬ物は 亡くすべし」 ボム五七五
○儚い夢の傀儡
菩提 芳泉 (タグ:菩提芳泉)
「何処にて 虚ろい行くか 冬の旅」 ゲージ五七五
「果てて尚 醒める事無し 夢傀儡」 ボム五七五
○火照らずとも朱い盃
酒呑 朱桐 (タグ:朱桐)
「見出せば いと美しき 幻想在り」 ゲージ五七五
「あさましき 戯言述べずに 升を持て」 ボム五七五
○魔獣使いの吸血鬼
ヴァイン=ヴェルヌーイ (タグ:ヴァイン=ヴェルヌーイ)
「札花火 千日紅の 縁と喜ぶ」 ゲージ五七五
「死すれども 安らかならぬ 紅御霊」 ボム五七五
○世間知らずな嘘の妖怪
往々葉 嘘 (タグ:往々葉嘘)
「口吹きの 未来は見えず 戻れずに」 ゲージ五七五
「己身の 価値を見出せず ただ歩き」 ボム五七五
新規キャラ5体:
○一点の勝機
フィルデ (タグ:フィルデ)
「勝つならば 終わる時まで 気を正せ」 ゲージ五七五
「すぐ冷めて すぐ熱くなる 鉄心」 ボム五七五
○山中渓谷の小動物
阿北 木霊 (タグ:阿北木霊)
「冬山や こだま響けし 破裂音」 ゲージ五七五
「湯の中で 眠りそのまま 蕩眠に」 ボム五七五
○幼さを残す白
天野 紗嵐 (タグ:天野紗嵐)
「世話を焼く それが私の 性だから」 ゲージ五七五
「幾山を 越える用意は 忘れずに」 ボム五七五
○湯の地を由とする鳥
湯崎 鵠 (タグ:湯崎鵠)
「気前良く 五千五百の 福贈る」 ゲージ五七五
「湯に浸かり 心は解けて 分かち合う」 ボム五七五
○命の器の合言葉
百山 宝珠 (タグ:百山宝珠)
「言霊を 赤子に付けて 管理せし」 ゲージ五七五
「其の文字が 主を護りし 鍵となる」 ボム五七五
今回の計画性の無さを曝け出す裏話
登場人物(新規キャラ分)
今作に登場した『フィルデ』。
五行のうちの『金』の属性を持つ妖精である。
『クールだったり熱狂したり』なキャラを作ろうとした結果に出来た。
さらなる名前由来は後述。
ちなみに、最初に作られたのは『湯崎 鵠』。
服のデザインは、作成当初と現在では全く違っている。
ゲスト参戦して下さった方の1人からデザイン案を考えてもらい、
現在のように番台の服装となった。 感謝。
前作の電信想に登場した『信情 有糸』に続き、
今作にも『阿北 木霊』という男子のキャラクターが登場。
理由は、「男子が有糸だけでは寂しいだろうから」。
ちょうど男性風呂の清掃係として、役割も与えられている。
『天野 紗嵐』は、鵠の次に作られたキャラ。
湯屋・霊嵐崎で下働きとして使われている従業員は、
木霊を除くと後は全て、彼女が使役している蚕妖怪である。
紅魔館でいうメイド妖精のようなポジション。
(妖精ではなく妖怪なので、一回休みは出来ないが)
最後に作られた『百山 宝珠』は、急遽作られたExtraポジション。
すっかりExtraの事を忘れており、彼女が出来た事で、
燕作品の東方オリジナルキャラでは29体目となった。
そして、「29では中途半端なので30体目も作ろう」という事になる。
霊嵐崎に出演する18体には入りきらないので、30体目は別作品に・・・。
名前
フィルデの名前は、元々は「チルノみたいに真ん中に『ル』が付けばいいかな」という理由で、
「『クールだったり熱狂したり』なキャラを作ろうとした」という前述の理由も兼ね、
当初は『氷を操る程度の能力:コルダ』という、チルノに近いポジションとしていた。
だが、氷以外を操れないのは何かと不便すぎ、ネタ的に動かしにくいと思い、すぐにボツに。
次の案を考える事にするも、相変わらず「名前の中に『ル』は付けたい」と考えていた。
ふと、「北欧の勝利の女神・ヒルデ」が思い浮かぶ。
金属といえば、すぐに熱くなってすぐに冷めるという『クール&熱狂』にもイメージが合い、
そこから、勝利に導く=『士気を操る程度の能力:フィルデ』が生まれた。
「阿北 木霊」の苗字は「秋田」から、名前は「小玉鼠(ヤマネに似た幻獣)・音響の「こだま」」から。
神霊廟にて「ヤマビコ」が登場したが、それはそれ、これはこれ。
タイトルの英文字、「リスプレンデンス・トゥ・ウェイバー」は、
出来た当初は「リスプレンデンス・オブ・ザ・ソウル(魂の輝き)」だったが、
オブ・ザ・ソウル率が高かった為改名された。
オブザソウルの皆様、マジですみません。
霊嵐崎は、あまりにも平和すぎる話である。
猛毒が含まれているかもしれない
キノコの胞子が大気中に蔓延した異変、
幻想郷が海に沈められていたかもしれないうえ、
今も自然災害という名の爆弾を抱えて問題を残したままの異変、
一歩間違えれば感電するわ脳が冒されるわという
電波が飛び散った異変、
海(秘聖界の塩湖)の近くに湯屋が建った・・・異変?
で、害は? 恐るべき計画等は? ありませんでした。
・・・散々怪しまれたうえ、クレーマーに絡まれたり、
いちゃもんを付けられた番台の鵠が、今作一番の被害者なのかもしれない。
ちなみに
この話を作ろうとした、大晦日はおろかクリスマスも迎えてなかった12月。
鵠の旧案が出来上がり、紗嵐や木霊も出来上がっていった。
そして正月を過ぎて一週間後の、1月7日金曜日。
金曜ロードショーにて、某湯屋で働く神隠しのジ○リ映画。
超有名な妖怪湯屋の話を忘れていたことは内緒である(