概要
漫画『デトロイト・メタル・シティ』の主人公。
大学進学に伴い、大分県の犬飼町(現豊後大野市)から上京してきたマッシュルームカットが特徴的な心優しい青年。童貞。
身長170cm、体重58kg、血液型A型、年齢は初登場時点で23歳。
大学の同級生の相川に自作曲を誉められたことがきっかけで、音楽のプロを目指すことを決意して卒業後にインディーズレーベル「デスレコーズ」と契約した。
しかし、ポップミュージシャンを目指したい本人の意に反し、社長の指示で無理矢理デスメタルバンド「Detroit Metal City」のフロントマン''ヨハネ・クラウザーⅡ世''(以降:クラウザー)として活動していくことになる。
人物像
本来はオサレポップスが好きだが、そちらの才能は意中の相手である相川由利や後輩の佐治秀紀にしか受け入れてもらえないほど皆無。
(ただし、根岸が後にメタルモンスターとして崇められる程の隠れた才能を持っていることを考慮すると、彼をスカウトし、才能が皆無のポップス路線ではなく、クラウザーさんに仕立て上げて売り出したデスレコーズ社長の「アーティストの才能を見極めて売り出す目」は確かである。)
現在ではDMCの仕事の傍ら、事務所に秘密で路上でギター片手に自作曲を歌っている。
上記の経緯から嫌々クラウザーを演じているため、基本的にクラウザーとしての自分を嫌悪していることから、ライブ後の打ち上げにもほとんど顔を出さないが、メンバーとの信頼関係は篤く、対バンなどを通じアーティストとして純粋に対抗心を燃やすなど、本質的には「バンド野郎」である。
一旦クラウザーとなった時の切り替えは凄まじく、この状態では罪悪感がなくなっているため、周囲の者が被害を被ることも多い。
(そのため、クラウザーでいる場合は計算あるいは計算外関係なくやることなすことすべて魔王の所業としてとらえられ、和田からは「メタルモンスター」とたたえられている)
DMCとしての活動を積み重ねていくうちに、次第に自身のポップスの才能を他人に愚弄されるなどの怒りや相川に近しい者への嫉妬心などでテンションが上がった時にクラウザーの人格が自然に顔を出すようになってくる。
更に、「サタニック・エンペラー」以降は徐々に人格がクラウザーと同化しつつあり、日常生活でも頻繁にクラウザー的な言動が出るようになったり、自らの犯したクラウザーとしての悪行をあまり反省しないようになった(本人も「少し怒りっぽくなった」と思っており、後になって自分のしたことを後悔・反省する場合も一応ある)。
実家は農家で幼少時から農作業を手伝っていた事もあって、意外と体力があり、語学科(仏語専攻)の大学を出ている、などと特技が多く、これらがクラウザーの時に役立つ事もしばしば。
またファミレスで3日間かけて相川のバストサイズを計算するなど、クラウザー化していなくても追い込まれた時は特に超人的な能力を発揮する。