機械生命体(NieR)
きかいせいめいたい
『NieR:Automata』における敵勢力。
西暦5012年に地球に襲来した「エイリアン」によって製造された兵器であり、その圧倒的な戦力に人類は月面への逃走を余儀なくされた。
二つの目がついたサッカーボール大の球型頭部を共通部位としており(ごく一部例外あり)、アンドロイドの足元程の小型のものから怪物じみた超巨大な個体まで、種類は様々。また同型であっても、剣を装備した個体、銃を装備した個体といったように装備にも違いがあり、バリエーションは非常に豊か。
個体同士で独自のネットワークに接続し、情報を共有している。
基本的に装飾などの不要なパーツが存在しない無骨な見た目をしており、そういった類が見受けられる場合も鎧など外付け・後付けの物が殆ど。
行動の状態によって目の発光色が変化する。戦闘時は赤色、通常時は黄色。戦いを嫌うパスカルの村の住人達は緑色。
ボディに「コア」と呼ばれる植物細胞に酷似した物体が格納されており、コアが個体ごとの人格を形作っている。これを破壊されることで復活が出来なくなり、完全に絶命する。また、コアはアンドロイド間では高値で取引される。
人類の兵器工場等を再利用することで個体数を増やし、数千年に渡り地球を占拠しており、彼らから地球を奪還する事こそが、2B、9Sらヨルハ部隊の使命である。
また、ネームド個体は哲学者や思想家から名前をとっている。
「敵を倒す」という行動原理を持つため、その性質は極めて凶悪。彼らの敵であるアンドロイドを見れば手当り次第に襲いかかり、殺害する。レジスタンス達の中には恋人や仲間を機械生命体に殺され、強い復讐心を抱いている者もいる。
しかし、本編にあたる西暦11945年においては、ボーッとしているだけでこちらが攻撃しない限りは何もしてこない個体、戦闘を怖がり逃走を試みる個体、独自のコミュニティを築いている集団など、その性質にも変化が現れ始めている他、人類と同様の言葉を使うなど、知性も発達していることが窺える。
2B・9Sも当初は「人類の真似をしているだけで、その行動に意味はない」と考えていたが、アダムとイヴをはじめとする様々な個体との戦闘、あるいは交流を経て、その認識を改め始める。
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