概要
NieR:Automata(ニーアオートマタ)における(色んな意味で互いに)主人公かつメインヒロインである、ヨルハ二号B型(以下2B)とヨルハ九号S型(以下9S)との組み合わせ。ツーマンセルで現地投入され、任務を遂行するヨルハ部隊員というゲームの設定・仕様上、二人が並んで共闘する場面等を描いたイラストにこのタグが用いられることも。
ゲーム序盤からメインシナリオ上の全進行に至るまでほぼ公式カップリングと言える位置付けであり、大筋の物語はストーリー上の謎や核心を盛り込みつつも、この二人(2体)の関係性を中心に展開していくこととなる。同僚・同胞・戦友・姉弟・恋人のいずれにも解釈可能な、深い絆を感じさせる儚くも魅力的な二人。
事の発端としては発売前のゲームパッケージ絵およびコンセプトアートにて、2Bが9Sをお姫様抱っこしている絵面が一部で話題となったことが始まりである。
故に物語の全容が明らかになる前から、2B側が9Sをリードする、女性(型)でありながらイケメン的展開を予想するファンも多くみられた。
また2B9Sはいわゆる身長差カップルでもある。
実は公式の設定において(ヒールやブーツの高さを含めて)2Bの方が9Sよりも身長が8cm高いという事実があり、それはゲームプレイ時のモデリング比較でも確認できる(※9Sが身長や体格の割にファンからショタ扱いされやすい要因の一つ。靴の厚さを除けば身長差はそれほどないという諸説もあるが、いずれにしろ作中ではCP要素を語る上でのエッセンスとなっている)。従って9Sが敬語口調のキャラであることも合わさり、ファンアートでは2B側が年上目線で年下の9Sと仲睦まじい様子を描く傾向があり、女性優位のいわゆるおねショタ路線でこのカップリングを描く場合はほぼ必然的に2B9Sとなる。
逆に9S視点での心情をフューチャーしたり、9S側が2Bに対し積極姿勢をとったりしている構図などでは『9S2B』が使われることもあるだろうが、必ずしもどちらかでなければいけないという制約もなく、その辺りはファン側で柔軟に判断すべし。
ちなみに体重は2Bの方が重い。これは攻撃特化の戦闘型アンドロイドである2Bと、あくまで情報収集・メンテナンス等が主任務のスキャナータイプである9Sとの違いであり、実際のところ9S2Bでお姫様だっこしようとすると中々大変なようである。
(※両者の身長・体重・その他キャラのスリーサイズ等の詳しい情報については、『攻略設定資料集』および『美術記録集』を参照されたし)
一応本編で分かりやすい恋人関係を示唆するような直接的な表現はないものの、ゲーム内における会話やムービーイベント等の至る所でイチャラブ的要素(ある意味本当に爆発できるリア充ではあるが)が割と多く用意されている。ニーアという作品自体が切なく儚いストーリー性を軸としている側面があるため、シリアスでカタルシスの入り混じった『命』や『絆』といった深いテーマ性を前提とした上で、それでもなお幸せで微笑ましい二人の姿をもっと見たいという、ユーザーの祈りにも似た心情・欲求から、カップリング人気が高まった流れは至極当然とも言えよう。
略称について
注釈として、カップリングの略し方においては各々千差万別あり、単純に頭文字をとっただけだと「29」、「92」、「BS」、「SB」といったように単なる数字や他の単語と混同しやすく不便な上、仮にカップリング記号の「×」を入れても計算式のようで紛らわしいこともあって、現状SNS等では安直ではあるが当該タグ2B9Sが用いられることが多いようである(※当記事もあくまで検索等に役立てるために作成したものであり、決して個々人による略し方を徹底・強制するものではない)。
また文字起こしはさほど問題ないものの、そのまま「とぅーびーないんえす」と発したのでは長すぎて本末転倒なので、読み方としては親密度を表す意味で『とぅーびーないんず』、或いは短縮して「とぅびない」・「にびない」・「にびえす」辺りが予想されるが、それらもユーザーよって呼び方は様々であると思われる。現状では公式側で予め用意された略称の合体であるので、一応それなりの浸透具合がみられる模様。
余談
シリーズ経験者は既にご存知だろうが、作品の生みの親であるシナリオ担当の某ディレクターの描くストーリーに登場するキャラは、もれなく悲劇的な鬱展開を迎える傾向が多いことが挙げられる。従って、ファン目線のカップリング絵においては苦しみも悲しみもない、優しい世界を表現して描かれることも比較的多いようだ。
なおゲーム本編を書籍化した小説版「長イ話」では扉絵や挿絵が挿入されているが、エピローグの扉絵は抱きしめあう2Bと9Sというものである。
この挿絵の意味は本編や朗読劇「人形達ノ記憶」を視聴済みなら理解できると思われる。
<当該記事は未完成…推奨:継続的な加筆>