以降、ネタバレが記述されています。 |
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概要
公式発表では「超越」と紹介されたのみで名前は「???????」、姿もモザイク入りであった。
その容姿から通称「赤い少女」、コードネームとして「N2」と呼ばれているが、これはアンドロイド側が機械生命体調査報告書にて使用した名前で、正式名は「ターミナル」。エンドロールでは「Terminal α」「Terminal β」と紹介されている。
エイリアンが製造した機械生命体全体を統括し、また以前からアンドロイド達を観測・観察しており、9Sで操作するBパートでも所々で姿を見せている(2Bで操作するAパートでは出てこない)。Cルートの序盤でヨルハ部隊およびバンカーにハッキングし、論理汚染を起こさせて壊滅させている。
地球に残存していたサーバー内の人物情報を取り込み構築されたため、見た目は赤い服を着た少女であるが、声はCVを見てわかる通り中年男性であり、笑うと口裂け女の表情になる。
A2とは以前から面識がある模様で、赤い少女の容姿を見て何者か気づいていた。
その名の通り超越した状態で、自我データを駆使して赤い少女の姿を複製していき、追尾型イクラを大量量産する。しかし一定時間を過ぎると自我データが飽和状態となり、「ターミナル」の自我が分裂。A2の扱いについて意見が割れ、増産した赤い少女同士で闘争を開始するというまさにアダムが述べていた「同じ種族同士で殺し合ったりする理解不能な存在」である人間そのものの行動をとっている。
その後、残存データが巨大機械生命体『コウシ』と同型機の『ロウシ』を繰りA2は『コウシ』、9Sは『ロウシ』と戦闘を行う。しばらくしてから両者のそれぞれの戦闘の舞台が『塔』の頂上まで移動した時、『コウシ』と『ロウシ』が合体して『コウシ・ロウシ』となって、両者に襲いかかった為、2人はやむを得ず共闘する。そしてA2に接続部分を切断され、その隙に9Sの指示を受けた153が発射したレーザーを受けて破壊される。
CエンドではA2が9Sを救う為に自らを犠牲にする選択を選び、042に9Sを託して「塔」を破壊をした為、赤い少女の人格も消滅したと考えられる。
DエンドではA2と相打ちなとり、意識が薄れゆく9Sの元にアダム、イヴと共に現れ、これから遠い未来に向けて自分たち機械生命体のデータを載せた「方舟」を射出すると語り、アダムは「お前もそれに付いてくるか?」と問う。9Sがその問いに答えると、「塔」は方舟を射出した為、赤い少女の人格は機械生命体のデータ共々、地球を離れていった。
アニメ『NieR:Automata Ver1.1a』
警告、更なるネタバレ注意。アニメを未視聴な方々はブラウザバックを推奨する。
アニメ『NieR:Automata Ver1.1a』では第1話から既に登場しているが、登場時間が短く、隠れミッキーやウォーリーをさがせ!並に探すのが難関。初見ではまず気づけない為、スローモーションで1シーンを細かく見て探す必要がある。
『第12話』ではバンカーのメインサーバーに侵入し、極秘ファイルにアクセスした9Sに接触し、彼にヨルハ計画の一部分を教えた。その後目覚めた9Sが廃工場跡地で戦っている2Bの援護に向かう為に部屋を出た後、無人となった部屋のモニターに写り、9S改め9号に『楽しませてくれ...』と不敵な笑みを浮かべた。
『第23話』では大型構造物『塔』の内部に侵入し、2Bタイプ数機との戦闘で負傷し、2Bタイプの右腕を移植(※原作では左腕)した9Sと153、彼に続いて『塔』に侵入し、図書館を模し機械生命体のたデータ保管庫にアクセスし、『塔』の正体と人類の滅亡、そしてヨルハ計画の全貌を知った後のA2と042の前にそれぞれ姿を現した。まずは『塔』の内部まで辿り着いた9Sに耳寄りな機密情報としてヨルハ計画の全貌を伝える。そしてヨルハ部隊の全てを知り、発狂した9Sに大型機械生命体『ロウシ』、A2にも同型機『コウシ』を差し向けて両者と戦わせる。しかし戦闘の最中、042が機械生命体最大の武器である論理学習機能を利用する為に、改竄した情報遺伝子(※簡潔に言うとコンピューターウイルス)を『ロウシ』に流し込まれて、汚染されてしまう。その後は汚染状況が目標値に達し、データ空間内にて飽和された自我データの意見が原作とは異なり、『アンドロイドを追い込んで進化する為に、月面の人類サーバーを破壊すべきと考える』意見と『9sとA2を破壊した後、「塔」を使い地球を出て、新天地で新たな可能性を探すべき』という意見に割れてしまった。そして原作と同様に赤い少女は増産し、闘争を開始する。それをイメージさせるかのように、A2と9Sの両者それぞれの戦闘が『塔』の頂上まで舞台を移した頃、両者と戦っていた『ロウシ』と『コウシ』が原作とは違って合体せず、突如互いを攻撃し始めて相打ちとなる。そして破壊された両機は『塔』の1番下まで落下して消滅する。同時にデータ空間内で闘争していた赤い少女は最後の一体が残り、『光が見える...』と安堵していた。
『第24話』ではA2が9Sとの死闘に勝利し、9Sのコアデータと強制融合されたメモリー空間内にて、闘争で生き残った個体が現れる。A2は警戒するも、赤い少女は『もうお前達、アンドロイド達と争いつもりない』と停戦の意思を伝える。実は赤い少女は論理学習機能で生命の多様性を獲得し、アンドロイドと機械生命体、そして絶滅した人類が持つ孤独と迷いは同じであるという事に気付いた。そして存在する事の意味を思考し、当初の結論だった月面の人類サーバーの破壊を変更し、自ら機械生命体の記憶を封じ込め、『塔』の砲弾を方舟として打ち上げて、地球を出て新天地へと向かう結論に至る。それが虚空を彷徨う永遠の旅になるとしても『我々は気にしない』と語る。 そこには2Bと9SとA2が出会ってきた機械生命体達、パスカルや村の大人達と子供達、そしてアダムとイヴの姿があった。しかしA2に殺されてここで終わっても悪くはないと語る。又、A2に『一緒来ないか?』と誘う。だがA2はウイルス汚染が除去不可能レベルに達した9Sの論理機能を回復する為に、自らを犠牲にする選択を選ぶ。そして、A2から9Sを託された042が9Sを抱えて153と共に、『塔』から退避、それと合わせるかのように機械生命体のデータを乗せた方舟が宇宙へ向けて射出され、『塔』は役目を終えたかのように崩壊する。そして打ち上げられた方舟は新天地を探すべく、遍く銀河へと旅立って行った。
和解できなかった原作とは違い、存在する事の意味を理解してA2に停戦の意思を示して和解できたのは、本当の意味で生命の尊さを学べたかもしれない。
『NieR Re[in]carnation』
続編『NieR Re[in]carnation』では「ヒトと世界の物語」にて赤い少女が登場するが、その印象は驚くほど人間らしく変化している。
『NieR:Automata』から更に時間が経過した地球。長きに渡り続いたアンドロイドと機械生命体の戦争は、両者痛み分けに終わった。
自身の奢りと失敗を後悔した赤い少女は、僅かに残る機械生命体のデータを回収しながら存在し続けたものの、徐々に孤独に苛まれていく。
やがて赤い少女は消滅してしまうが、そのデータと負の感情は全て“彼女”に引き継がれ、メインストーリーに多大な影響を及ぼすこととなる。
関連タグ
シリーズ
キャラクター
パスカル(NieR) 機械生命体(NieR) デボル&ポポル
表記揺れ
その他
ヨナ(NieR):機械生命体が保存していた記録の中にヨナの情報があり、赤い少女のモデルではないかと推測されている。