概要
1984年にタカトクトイスが企画した虫から変形するロボットシリーズ。プラモデル展開はイマイが担当。
タカトクトイス倒産後、金型はハズブロにわたり、トランスフォーマーの1種族になる。
基本設定及びデザイン画はアートミック。
コミカライズは1984年4月~8月号まで児童雑誌『てれびくん』にて宮尾岳作画による短期連載される。
登場人物
メカニック
ビートラス隊
ガイム族
※コミカライズでの表記。略全てに濁点が付く
販売・展開
タカトク版は4種、イマイのプラモデルが3種発売。後に、今井の別シリーズ「昆虫ロボ」のプラモシリーズで再販。コミカライズではガイム族のメカも登場し、世界観を広げるのに一役買った。
また、後に栄光社から塗り絵が発売。
後年には、ショウワノートから「ビートセブン」と改題され、塗り絵が発売。こちらはパイロットは描かれていないが、エキム族のビートセブンは蝶および蛍を加えた全7種、ガイム側は虫・昆虫型(非人間型。変形機能の有無は不明)メカ全15種が設定されている。
ビートセブン版ではカラーリングも変更。パピルは蝶から変形すると思われるロボの名称になり、元のパピルは「ビート・レイデ」という名称に変更されている。
他に、ホタル型から変形する「ビート・ビガル」が加わっている。
ガイム側は、以下の15種。
1:しれいかん・スパイドゥ(蜘蛛)
2:ふくかん・スコピオム(サソリ)
3:キ゚マーラ(カマキリ)
4:バーチム(ハチ)
5:シロアンドゥ(シロアリ)
6:ギブリー(ゴキブリ)
7:ギンバーム(ハエ)
8:ジゴリアス(アリジゴク)
9:バザムード(ハサミムシ)
10:モスギドゥ(蚊)
11:カマドゥム(カマドウマ)
12:ガミキラム(カミキリムシ)
13:ガデム(ムカデ)
14:ガモス(蛾)
15:ダガードゥ(タガメ)
塗り絵の他には、ジグソーパズルも発売された。
余談
後年に「デラックス・インセクトロン(インセクティコン)」として転生したトランスフォーマーでは、後のシリーズで動物に変形する「ビーストウォーズ」を展開。そのラインナップには、デストロンことプレダコン側に「インセクティコン(クワガイガー)」が加わっている。
同モチーフでは、後にトランスメタルで、メカクワガタに変形する「スケァレム」も存在。
当初はビートラスも、生物としての甲虫・昆虫がロボットに変形するというコンセプトだったため、その初期設定のままで製品化していたら、ビーストウォーズを先取りした存在になっていたかもしれない。