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概要

簡単に言うとある出来事を「無かったことにする」能力。

しかし本当に過去の出来事が消滅するのではなく、文字通り「無かったことになる」だけである。


古代中国では政権を担う有力者が交代するたびに、前の政権での歴史を全て焼き払い、自分に都合のいいように書き換えられた歴史書を作り直す、と言う事を繰り返してきた。 その為、悪政を敷いた王の名前はあまり良くない意味の言葉を当てられる事も多い。紂王や桀王などがいい例である。


つまり歴史とは「過去の事実」ではなく、「その当時の施政者が書き記したもの」であり、事実がそのまま記されているものもあれば、そんな出来事無かったのに事実のように記されている事、実在したのに抹消されている事も当然ながらあった。

当たり前だがこういう事をしても、前の政権の時代の歴史を実体験で知っている年寄りにはあまり意味が無い。そこまで年寄りではなくとも、前の政権の時代に歴史を少しでも学んだことがある者であれば違いに気づくことが多い。しかし、書き換えられてから初めて歴史を学ぶ者は、その書き換えられた歴史が全てとなる。


慧音の能力によって「無かったことにする」とは、ちょうどこの作られた歴史のように、本当は実在した出来事なのに、そんな事は無かったのだと周りに広めるようなものと言える。

なので、強い妖怪(≒長く生きており、歴史書に頼るまでもなく実体験として歴史を多く知る者)には効果が無い。また、自身の体験ではないものの、独自に歴史をまとめ続けている稗田家の歴史書にも効果が及ばない。

慧音の能力はただの歴史書の改ざんよりもちょっとだけ発展性があり、能力の効果がある相手には無かったことにしたものが物理的に見えなくなるなど、現実での認識にもいくらか影響を及ぼす。


永夜抄の該当シーンでも、いずれも100年以上生きている者ばかりである妖怪サイドのキャラに対しては人間の里は無かったことになっておらず、普通に見えていた。

そこまで長く生きておらず、自身の中に歴史を持っていない人間サイドのキャラクターは、影響を受けて里が見えなくなってしまっていたものの、「そこに人間の里があった」と言う改変前の歴史は知っているため、改変後の「里を無かったことにした歴史」との食い違いを自覚していた。

(Pixivの慧音の能力の項目より)


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