北海道の毛無峠
小樽市と余市郡赤井川村の市村境の国道393号線上に所在する峠。名称はアイヌ語で山林を意味するケナスを漢字音訳したものに由来するとされる。
小樽側から登ると急勾配とヘアピンカーブが続くが、反対の赤井川側は比較的緩やかな線形となっている。
小樽側のヘアピンカーブ区間に北海道ワインの本社がある。
群馬・長野県境の毛無峠
メインイラストにもなっている峠で、毛無峠と聞くと多くの人が連想するかもしれないのがこっち。長野県上高井郡高山村と群馬県吾妻郡嬬恋村に跨る形で所在する。
その名前の通り、周囲は木が非常に少なく日本語の看板が一切無ければ外国の景色と見間違うもの。明治時代までは原生林が茂っていたが、大正時代から硫黄の採掘が行われるようになり、精錬の燃料用として木を切り倒した事や精錬時に発生する有毒ガスで木が枯れてしまい、荒涼とした風景が広がるようになった。
ちなみに「この先危険」の看板も設置してあるが、単純に硫黄採掘場跡というだけあって年数が経ち人がほぼ立ち入らなくなる事で道が自然消滅していたりして移動困難な場所が多くあり、安易に踏み入れると(特に車)最悪遭難の危険がある為。
グンマーネタとして峠の画像が使われることも多い。特に映画版翔んで埼玉では翼竜が飛び交う断崖絶壁な秘境感マシマシな光景にまでされている始末。