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ストーリー

氷と炎、ふたたびⅠ

開幕:異なる精霊を掲げる三国が200年に渡る争いを続けている「氷と炎のファンタジア」の想区。戦場で出会ってしまった敵国同士の男女、イグニスとグレシア姫は自分たちの運命を全うし、そして命を落とした。そして平穏になった世界。一行は世話になった「雷の国」の騎士シャルロットに別れを告げ、新たな想区へ旅立とうとしていた。だがそこで、遺跡調査に行ったエメルダが怪物に襲われたという一報が入る。さらに、レイナはこの想区に現れたカオステラーの気配も感知した。

終幕:島の聖地である天聖樹のそばでは「火の国」と「氷の国」の平和調印式が行われようとしていた。警備に当たるレギアはアルバスと言葉を交わし、それぞれいなくなってしまったイグニスやグレシア姫に想いを馳せる。

一方、部下を連れて遺跡の中を彷徨っていたエメルダはあまりに意外な人物と再会を果たす。

氷と炎、ふたたびⅡ

開幕:遺跡へたどり着いた一行とシャルロットはエメルダたちの捜索を開始する。そこで一行は壁画に描かれた精霊たちや天聖樹のことを知るのだった。

終幕:エメルダたちを見つけた一行は、さらにエメルダを助けたという男とも遭遇する。その正体は死んだはずのイグニスだった。自分が誰かもわからないまま倒れたイグニスを一行は「雷の国」へ連れ帰りながら、この想区で起きている想像を超えるなにかを予感する。

氷と炎、ふたたびⅢ

終幕:「雷の国」に帰還した一行だったが、そこで思いもよらぬ知らせを耳にする。

天聖樹で行われていた「火の国」と「氷の国」の平和調印式に今度は死んだはずのグレシア姫が現れ、この島の国々を滅ぼすことを宣言。さらに天精を名乗る謎の怪物を伴い、その場にいた者たちに攻撃を加えるのだった…。

シャルロットの懺悔

開幕:雷帝ヴォルトームはエメルダからグレシア姫やイグニスのことについて報告を受ける。一方、エクスたちもまたシャルロットとともにカオステラーの捜索を開始していた。本当に攻撃してきたのがグレシア姫なのか半信半疑のまま、エクスたちは調査を始めるのだったが…。

終幕:グレシア姫とイグニスに負い目があるシャルロットはひとり思い詰めていた。一方、レイナも『調律』することによって、グレシア姫やイグニスたちの運命を元に戻していいのか悩み始める。が、そこでレイナは「雷の国」の方角にカオステラーの気配を感知。折しも「雷の国」の方角からは火の手があがっていた…。

天精襲来

開幕:雷帝ヴォルトームとエメルダの前に現れたグレシア姫は二人を圧倒し、彼らに降伏を迫る。一方、「雷の国」にたどり着いたエクスたちはヴィランに変えられた人々の姿を目撃する。一行は敵の目的がイグニスにあると推測し、イグニスがいる「雷の国」の城に向かって走りだす。

終幕:「雷の国」の城の中、一行はエメルダと合流し、彼女からいまだ目覚めぬイグニスと雷精の護符を託される。雷帝はグレシア姫の申し出を拒絶し、徹底抗戦する構えに出たのだ。エメルダから雷帝の伝言を託された一行はイグニスを連れて、城から脱出する。

そして雷帝はグレシア姫、天精と対峙しあることに気づく。

炎の記憶Ⅰ

開幕:海を眺めながら誰かと言葉を交わした記憶の夢を見て、イグニスは目を覚ました。いまだに自分が何者かわからないイグニスだったが、彼の記憶の手がかりを探すために、一行とシャルロット、イグニスは「火の国」を目指すことに。

炎の記憶Ⅱ

終幕:一行は「火の国」へ向かう途中、イグニスが命を落としたと伝えられている戦場跡に出くわす。シャルロットはそこで三国が最後に衝突したこと、天精の呼びかけによって、戦争が終わったことを話す。だがそれを聞き、イグニスはある事実を思い出していた。その直後、氷の矢が一行とイグニスに襲いかかる。「氷の国」のアルバスがイグニスの命を奪うために、弓の狙いを定めていた…。

凍鷹の忠義

開幕:狙いを定めるアルバスだったが、一行はシェインの機転により、アルバスの目をそらし、逆に後ろを取ることに成功する。だがアルバスは自分が「氷の国」の実権を握ったグレシア姫の命に従っていることを話し、連れてきていたヴィランたちを差し向ける。一行はアルバス、そしてヴィランたちと戦いを繰り広げることに。

終幕:敗北したアルバスは自分の想いを告白し、一行の行いもまた矛盾していると糾弾する。だがシャルロットはそれを否定し、いまのグレシア姫を本当はどう思っているのか、アルバスに問いかける。そしてイグニスは運命を取り戻す決意を固め、アルバスをその場に置いて、「火の国」へ向かって歩き出すのだった。

「火の国」の戦士

開幕:「火の国」へたどり着いた一行だが、そこはすでにカオステラーの侵攻を受け、ヴィランが街に溢れかえっていた。助けを待つ人々を探して、一行は「火の国」の街を走りだすのだったが…。

終幕:「火の国」の生存者救出に当たっていたレギアたちだったが、彼女たちにもヴィランの軍勢が迫っていく。絶体絶命のピンチに追い込まれたそのとき、レギアのもとに一行とイグニスたちが助けに駆けつける。ただならぬ事情を察したレギアは彼らを城へ連れて行くことに。

心の整理

終幕:カオステラーの話を聞いたレギアは、ヴェルフレイム山の話を始める。その山の地下深くに炎精が眠っており、イグニスであれば炎精を目覚めさせられるかもしれないと話す。レギアは話を理解しながらも、一度国を裏切ったイグニスを信じていいのか判断しかねていた。だがイグニスからの頼みに、レギアは一晩だけ考えさせてくれと頼む。そんなレギアの態度にファムはあることを察する。

汝の守るべきもの

開幕:レギアたちの案内で、一行とシャルロット、イグニスはヴェルフレイム山の火口にたどり着く。すると、突如イグニスに何者かが語りかけ、レギアたちの態度が急変する。自分の意思を奪われたかのように襲いかかるレギアたちに、一行も応戦するのだったが…。

終幕:襲いかかるレギアたちに、押される一行を前に、イグニスは本当に守るべきものがなにか迷っていた。しかしシャルロットの励ましやエクスの言葉を受け、イグニスは失った記憶のすべてを取り戻す。炎精に自分がなんのために戦うかを宣言したイグニスは炎精の加護を授かり、新たな力を手にいれる。そして改めてカオステラーに立ち向かい、グレシア姫を救い出すことを決意するのだった。

氷と炎の戦争

開幕:グレシア姫は、イグニスを取り逃がしたアルバスを責め立てる。だがアルバスはグレシア姫の心が何者かに支配されたことを看破し、天精を名乗る怪物と戦う。イグニスたちの到来を予感しながら、彼らが到着するまでの時間を稼ごうとする。一方、「氷の国」に到着した一行はレギアたちに陽動を頼み、「氷の国」の城への侵入を目指す。城の中にいるグレシア姫のもとへ急ぐ一行とシャルロット、イグニスだったが…。

グレシア女王

開幕:グレシア姫はアルバスをヴィランに変えるが、その直後、イグニスたちは彼女のもとへ到着する。グレシア姫はイグニスの説得にも耳を貸さず、彼らを倒すために攻撃を始める。それでもイグニスはグレシア姫への説得を続けるのだが…。

終幕:どれだけダメージを受けても止まらないグレシア姫だったが、イグニスの言葉により、自分たちがおなじ願いを持った者同士であることを思い出す。さらに二人の中に宿る炎精と雪精の共鳴により、自我を取り戻したグレシア姫はイグニスの炎に触れたまま、気絶する。その場にカオステラーの気配がなくなったことを確認した一行は「氷の国」から脱出を図るのだったが…。

天精の本性

開幕:『運命の書』に記されていたとおりに天精を召喚しようとしたグレシア姫だったが、そこへ別の何者かがグレシア姫に語りかけ、彼女の心を乗っ取る。そのときの記憶を悪夢として見ていたグレシア姫だったが、イグニスの呼びかけで目覚める。ようやく再会を果たした二人が喜びに浸ったのも束の間、天精を名乗るカオステラーが一行の前にその姿を現す。一行を倒すために、洗脳した雷帝ヴォルトームとエメルダを差し向けてくるのだった…。

終幕:一行とイグニスはグレシア姫を守ろうとするが、一瞬の隙を突かれ、グレシア姫を連れ去られてしまう。しかしイグニスはカオステラーが向かったのが天聖樹だと見抜いていた。自分の運命を取り戻すのにためらいがないイグニスだったが、前回の想区の経験があるレイナたちは苦い思いをする。そんなレイナにシャルロットは活を入れる。

滅竜

開幕: 天聖樹に連れてこられたグレシア姫はカオステラーと対話する。この想区のカオステラー、その正体は想区で繰り返されてきた争いにより、積み重なった死者たちの怨念だった。自らを滅竜と名乗るカオステラーに畏怖するグレシア姫。そして一行はイグニスとシャルロットからこの想区の歴史を聞きながら、グレシア姫たちのもとへ急ぐ。

終幕:滅竜はグレシア姫が抱える運命への憎しみと怒りを感じ取り、ふたたびその力を取り込もうと誘惑する。だがイグニスと再会し、その炎に触れたグレシア姫はイグニスと願った平和を実現するために、滅びの未来を完全に否定する。その言葉に怒り狂った滅竜はグレシア姫を苦しめるのだったが、そこへイグニスが助けに駆けつける。

氷と炎、最後の戦い

開幕:グレシア姫と合流したイグニスと一行、そしてシャルロット。滅竜を前にし、イグニスも、シャルロットも、この島に生きる者たちの希望を背負っていることを話し、それを受け、エクスたちもまた彼らの運命を取り戻すことを誓う。そしてイグニスたちとともに行く、最後の決戦が始まる。

終幕:滅竜をあと一歩のところまで追い詰めるが、憎悪と憤怒の総体である滅竜を倒しきることはできない。そこでグレシア姫は、イグニスやシャルロットの手を借りて、天精を召喚しようとする。だがそれはグレシア姫とイグニス、二人の命を引き換えにするものだった。この世界を救いたいという二人の願いを叶えるために、一行は彼らの申し出を承諾。そして天精が召喚され、滅竜もまた倒される。光の中で、希望を信じて消えゆくイグニスとグレシア姫を見送りながら、シャルロットは二人の幸せを願い、『調律』するようレイナに叫んだ。そして…―――

どこにでもいる幸せな二人

開幕:すべてが終わり、一行はシャルロットに別れを告げる。『調律』された世界で、シャルロットはイグニスたちと繰り広げた冒険を夢の出来事だと認識していた。一行は次の想区へ旅立つべく、“沈黙の霧”へ向かうが、そこへなぜかヴィランが現れる。一方、シャルロットは「雷の国」である二人の声を耳にする。なぜかシャルロットの目から嬉し涙が溢れるのだった。

終幕:エメルダは雷帝ヴォルトームに遺跡の調査結果を報告する。天精の驚くべき正体について知らされた雷帝ヴォルトームはそれがもたらすことの意味に想いを巡らせる。平和調印式の警備に当たっていたレギアもまた、アルバスから信じられない話を聞かされるのだった。そして、“沈黙の霧”を目指す一行はある港のそばを通りかかる。そこでエクスは通行人の落し物に気づき、声をかける。幸せそうな二人の旅人、その顔を見たエクスは…。

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氷と炎のファンタジア・完結編
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