概要
本編の前日譚にあたるスピンオフ作品。
エミリアがまだロズワールの誘いで王選参加者としてその庇護下に入る前、まだ故郷のエリオール大森林で暮らしていた時、パックとの出会いを描いた物語である。
元々は2016年に発売されたアニメ版第一期の円盤(第1巻)の初回生産品の特典として付属していた小説で、後に2019年にOVA版、2020年にはコミカライズ版が発売されている。
あらすじ
※OVA版公式サイト(http://re-zero-anime.jp/hyoketsu/)の「STORY」を引用
かつて世界を滅ぼしかけ、四百年を過ぎた今なお人々にとっての恐怖の対象であり、忌み嫌われ続ける存在である《嫉妬の魔女》。
伝説によれば、彼女は紫紺の瞳を持つ銀髪のハーフエルフであったという。
雪と氷に覆われたエリオール大森林に、たった一人で暮らすエミリアは、嫉妬の魔女に瓜二つという理由から、魔女と恐れられていた。
誤解され、傷つき、それでも小さな希望を持って、孤独を生きていたエミリアの前に現れたのは、小さな猫の姿をした精霊だった。
主な登場人物
エミリア
ハーフエルフの少女。
ただ一人雪の吹き荒ぶエリオール大森林に孤独に住んでいる。
パック
猫の姿をした精霊。
孤独なエミリアの下にひょっこりと現れた謎の存在。
メラクェラ
炎を司る四大精霊の一角『調停者』。
エリオール大森林に危険な存在を探知し、調査のために分身を送り込む。