「我、調停者、メラクェラ!脅威、断罪、執行!」
概要
CV:玄田哲章
前日譚『氷結の絆』に登場。
四大精霊の一角である火の大精霊。「調停者」の異名をもつ。
「調停者」の二つ名は自身でも名乗っており、その名の通り「世界のバランスを保つ」という確固たる目的の下、危機的要因を感知する能力を活かし、それらを排除すべく積極的に動く。
火の大精霊だけにその炎の力は絶大で、敵対者は地形丸ごと容赦なく焼き払い、星獣化状態のパックとも正面から渡り合える。また、分身体を生成することが可能。
その口調から機械的な印象を与えがちだが、自我や感情、知性は有しており、たとえ一度断罪すると決めた相手でもその言い分を聞いて猶予を与えたりすることもある。
元々は一介の微精霊に過ぎなかったが、長い年月をかけて力を蓄え、現在の姿に成長した。
活躍
劇中では故郷の森に隠れ住んでいたエミリアから「嫉妬の魔女の係累(ハーフエルフ)」と巨大な力の気配を感知し、これが成長すると「魔女の再来を招いて世界が危機に陥る」と判断し、調査のために度々分身を送り込んでいたが、パックの妨害によって果たせずに居た。
しかし、パックの「この森には僕しか目立った力を持った者は居ない」との言い分を信じず、微精霊に偽装した己の分身を潜入させて裏付けを取ると、ついに取り込んだとある人間に力を与えて作り出した戦闘用の分身を送り込んで攻撃を開始した。
三大魔獣「黒蛇」の毒との戦いで疲弊したエミリアを攻撃し、助けに入ったパックをも一蹴して追い詰めるも、エミリアを守るために「終焉の獣」と化したパックと対峙する。
あくまでも抵抗を辞めないエミリアとパックの覚悟を汲んだのか、「ハーフエルフであることを否定すれば見逃す」と提案するも、エミリアは「それを否定すれば自分を否定することになるので出来ないが、それでも自分は絶対に世界の脅威にはならない」と返答・主張した。
エミリアの言い分を一理あると認めたメラクェラであったが、同時に自身も調停者としての責務に覚悟を以て臨んでいることを示し、本体を晒してあくまでも対決の姿勢を崩さなかった。
事ここに至り、どちらが正しいのかを実力で証明することと相成り、メラクェラとパックは互いに名乗りを上げつつ、正々堂々と正面からぶつかり合っていく。
…しかし、メラクェラは敗北し、四大精霊の座をパックに明け渡して消滅した。