概要
『ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮』に登場する氷の結晶体。雪の結晶を巨大化させたような外見で、物体を浮遊させる力を持つ。
グレッシャーパレスの最奥地に存在し、その物体を浮遊させる力により、グレッシャーパレス自体を浮遊させている。
グレッシャーパレスが未踏の地であるため、「まぼろしの大結晶」として存在のみ噂されている。
ブラッキー達は、この「まぼろしの大結晶」の研究を進めており、グレッシャーパレスへ行くための手段としてエンターカードを開発していた。
なお、一番初めにグレッシャーパレスに訪れたケルディオは一度、大結晶の所にまで到達しており、後述の大結晶の正体にいち早く気づいている。
氷触体について
前述したようにブラッキー達が研究を進めていた「まぼろしの大結晶」こそが「氷触体」そのものである。
氷触体はポケモン達の負の感情が集まり氷の結晶となったもので、負の感情により成長し巨大化していく。結晶体からは負のエネルギーが溢れ出ており、これが「失望の風」としてグレッシャーパレス内部にまで吹き寄せている。
この「絶望の風」の負のエネルギーは凄まじく、氷触体に近づけば近づくほど、息もできなくなるほどの苦しみに襲われる。
ポケモンの負の感情により生み出された存在であるため、本来ならば人間には通用しないのだが、負のエネルギーが強まると、たとえ人間であっても通用してしまう(命の声もここまでは予想外だったようだ)。
実際に、主人公達が最初にグレッシャーパレスを訪れた時は、主人公には何の影響も無かったが、最終決戦で氷触体を目の前にした時は、主人公ですら「失望の風」で思うように動けなくなっている。
氷触体が完全に成長し動き出した場合、その力により世界は滅亡してしまう。氷触体の守り主であるキュレムは、負の感情が増えつつある現世界をリセットしようと、あえて氷触体を守り続けている。
上記のように、人間には「失望の風」が効かないという特性から、主人公を含む人間達は命の声により、氷触体破壊のためにポケモンの世界に呼び寄せられる。
なお、氷触体を破壊するためには、氷で覆われている赤みを帯びた中心核を破壊する必要がある。
なお、英語版での名称はBittercoldで、Bitterは「苦痛、激しい、冷酷」を意味する。
和訳すると「酷寒体」といったところだろうか。
氷触体(ラスボス)について
今作におけるラスボスであり、シリーズ初の第二形態持ち。
氷の塔でキュレムに続いて戦闘となる。命の声とは違い、もはやポケモンですらない。
「失望の風」によりパートナーが動けないため、主人公のみでの戦闘となる。
戦闘は2回に分かれており、初戦では「失望の風」によってダメージを与えられないが、攻撃を繰り返すとイベントが発生。2回戦が始まり、氷触体を倒せるようになる。
…どっかで見たような展開なのは気のせいでしょう。
こちらをこんらん状態にしてくる攻撃をしてくるので、オレンのみ・ふっかつのタネの所持はもちろん、全体攻撃ができる技を覚えておくか、状態異常を防ぐ「けんこうだま」を予め所持しておくのが得策。
戦闘BGM
・1回戦目:氷触体戦 ファースト
・2回戦目:氷触体戦 セカンド