「相手に敬意を表し、決着がついた後に再戦を誓い合う。
それがLBXバトルの本来の姿と、俺は思う。
瀬名アラタ、ずっとそのままでいろ。この学園に呑まれるな」
CV:岩瀬周平
概要
神威大門統合学園、セカンドワールドの仮想国の中で最大の規模を持つ「ロシウス連合」に所属する2年1組の生徒。紫色の手袋がトレードマーク。
LBXプレイヤーとして天才的な才能を持ち、神威大門の生徒の中でも最強のプレイヤーとされている。
一見クールで無愛想な印象を持つが、年上にはきちんと敬語を使ったり、情に厚いところをみせたりする等、人情味溢れる人物。
ロシウス連合第6小隊の隊長であり、隊員達からは多大な信頼を受けており、学園長からも気に入られている。一方、その強さから他のロシウスの生徒からは妬みの対象となっている。
また、黒服の男(アニメ3話でもムラクと何かの作戦の打ち合わせをしていたようだが詳細は不明)からLBX用の強化チップを渡されているが、使用せずに踏み潰している。
1度目の『ギガントの壁攻略作戦』で第一小隊を一方的にあしらい、力の差を見せつけるが、アラタのとっさの一撃でガウンタ・イゼルファーが傷を負ったことからアラタに興味を持ち始め、やがてライバルとして認識するようになる。(アニメ3話)
アニメ4話で過去にハルキの小隊のメンバー二名をロストさせていた事が判明。ハルキの作戦ミスとはいえ、目の前で次々とロストしていった仲間の姿はしばらくハルキのトラウマとなっていた。
そして『エンジェルピース攻略作戦』でのアラタとの3度目の対決にて、アラタの使用した兵器『ドットガトリングガン』の攻撃をまともに食らった後、とどめにドットフェイサーの右腕を切り落とすが、ガウンタ・イゼルファーの機体はブレイクオーバーした。アラタとの決着が付いた瞬間であった。
作戦終了後、アラタに対し「この学園に飲まれるな」と忠告する。(アニメ15話)
その後、2度目の『ギガントの壁攻略作戦』にて再戦。カゲトが開発したばかりの新装備を早くも使いこなし、今度はアラタを一歩手前まで追い詰めるが、突然のファントムの乱入によってドットフェイサー共々崖から転落して戦闘不能になる。
そしてそこでアラタにセカンドワールドでの戦いが現実世界に反映されているというウォータイムの真実と、将来はロシウスの司令官、そしていずれは学園の運営側となって学園を変えることを望んでいることを打ち明ける。(アニメ17話)
アニメ28話にて、エゼルダームの襲撃によりロシウスの重要拠点、ローズシティが陥落。
国家の領土縮小に伴い、ジェノックへ転属、ジェノック第6小隊の隊長となる。
制服もジェノックのものに変わったが、紫の手袋はそのまま。
ハルキから歓迎の証として握手を求められた際は手袋を外していたが、特に傷などはなく綺麗な手をしていた。
ノベライズ第2章より、戦績もなく初日からロシウス第6小隊の小隊長として配属されていた転校生である事が判明。(この時2年1組の生徒となるが、時間軸的にはアラタとヒカルの転校よりも前である)
最初は経歴もなく突然小隊長として配属されたムラクをバネッサ、ミハイル、カゲトは小隊長と認めていなかったが、ムラクのLBXプレイヤーとしての腕、指揮官としての能力などに次第に惹かれていき現在の第6小隊の関係に至っている。
使用LBX
使用するLBXは、ロシウス連合の主力LBXであるガウンタのカスタマイズ機「ガウンタ・イゼルファー」。
通常のLBXを遥かに凌駕するほどの機動性能を持ち、「ベリアルブレード」「ベリアルエッジ」という長短2本の剣による二刀流での戦いを基本とする。
このLBXと1対1で対峙して生き延びたものは一人も居ないとされ、ジェノックの兵からは「バイオレットデビル」の異名で恐れられていたが、上述のアラタとの戦闘によって遂にブレイクオーバーとなった。
耐久性の面から現在の技術では困難とされているマルチアクセラレイターの搭載に成功しており、そのパワーと加速性能はガウンタ・イゼルファーをはるかに上回っている。
武器は「マグナスブレード」と「マグナスシールド」。二刀流を好むムラクの為に作られた機体だが、防御面ではブロウラーフレームに劣るナイトフレームへの転向を受けて、盾を持たせたカゲトの配慮が窺える。
必殺ファンクション「カタストロフィー・ドライブ」は、3体に分身し相手を切り裂く強力な技。分身する事に関してはキヨカの趣味が入ってると思われる。