【小説】ベルセルク 炎竜の騎士
ベルセルク初のノベライズ作品。2017年7月発行。
小説本文は深見真が担当。
表紙イラスト・および本文挿絵は原作者の三浦建太郎が担当している。
新生・鷹の団の一員であるグルンベルドの過去にスポットが当てられており、彼の少年期~青年期の壮絶な戦い、そして彼が如何にして使徒となったかが描かれている。舞台となるのは古代の異教の影響も色濃く残る北方の小さな火山島グラント島を領する「グラント大公国」である(モチーフは恐らくアイスランド及びブリテン諸島北部)。
登場人物
グルンベルド・アールクヴィスト
本作の主人公。没落貴族アールクヴィスト家の出身。
並外れた巨躯の持ち主で海洋狩猟民族《海熊の民》の系譜に連なる屈強な男。
グラント大公国『炎竜騎士団』の団長。
ベネディクテ
盲目の美少女。
失った視力の代わりに『心の色』を読み取る神通力を持つ『火竜の巫女』。
グラント大公国の大将軍キルステンの孫娘。
エドヴァルド・ハルヴォルセン
グルンベルドの親友であり、頭の切れる参謀役。
『炎竜騎士団』の副団長。
大公の息子(末子)だが、故あってグラント姓ではなく母方の姓を名乗っている。
シグル・ヨハンセン
美しい銀髪を持つ貴族出身の娘。
騎士団のサポート役である『炎竜重装歩兵団』の団長。
アベカシス
グラント島侵攻を担うチューダー帝国の将軍。残虐かつ悪趣味な巨漢。