はじめに
基本的には解体人形ジェニーと一緒であるため、そちらを参照のこと。
以下では解体人形ジェニーとの相違点について説明する。
特攻人形ジェニーとは
初登場は拡張パック新1弾「エピソード1 ファースト・コンタクト」。
デュエルマスターズの背景ストーリー上で、解体人形ジェニーが強くなって帰ってきたという設定のクリーチャー。
効果、及びクリーチャーデザインが多少変更されている(後述)。
アニメにおいては切札勝太が使用。
序盤からの相手へのハンデスから、後半における超次元ライデン・ホールのコスト稼ぎまで数多くのデュエルで登場し、彼のデッキの縁の下の力持ちとして活躍した。
カードゲームにおける特攻人形ジェニー
闇文明
クリーチャー 種族:デスパペット
マナコスト:2 パワー:1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このクリーチャーを破壊してもよい。そうした場合、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。
元となった解体人形ジェニーと同じくハンデス(手札破壊)能力を持っている。
本家(と言っても同一人物なのだが)が4コストで「場に出たとき相手の手札を見てその中から1枚選んで捨てさせる」能力だったのに対してこちらは2コストで「場に出した自身をすぐに破壊することで相手の手札を見ないで1枚捨てさせる」能力となっている。
最大の長所は、2マナととにかく軽い所であろう。
元となったカードも十分軽い部類のカードであるが、このカードはそれよりも更に軽く、最序盤に当たる2ターン目からいきなり召喚する事が出来る。
つまり、ゲームの一番早い段階から相手の手札を破壊し始める事が出来るので、単純な妨害力であれば向こうと互角、即効性を考慮すればこちらが上とも言える。
また、捨てさせる手札をランダムにとは言え自分が選べる為、相手が残したい手札を捨てさせられる可能性があるのも長所。
同じ2マナのハンデス効果を持つ呪文、ゴースト・タッチやマインド・リセットと併用して相手の手札を序盤からズタズタにしてしまうのも面白い戦術だろう。
しかし、効果を発動する為には自身を破壊しなければならない。
向こうがパワー1000の弱小クリーチャーとは言え効果を発動した上で場に残る事を考えれば、カードアドバンテージの面では一歩劣ると言わざるを得ないだろう。
もっとも、この点に関しては墓地利用カードと併用し易い、という事でもあるので決して欠点ばかりとも言い切れない。
低コストである事を利用し復活のトリプル・リバイブで複数体を蘇生し大量ハンデスを狙ったり、激天下!シャチホコ・カイザーで毎ターン蘇生してハンデスする事も可能である。
また、手札破壊対象がランダムである事から、マッドネス(手札から墓地に捨てられる際、代わりに場に出る効果の俗称)効果を持ったクリーチャーが出てしまう可能性があるのにも注意。
2ターン目から永遠のリュウセイ・カイザーなどを呼ばれた日には、泣きたくなる事請け合いだろう。
こればかりは運頼みの観点が絡む為、どうしようもないとも言えるが。
まとめとして、解体人形ジェニーとの違いを明確化するならば―――
・相手の手札を見れない点
・自身を破壊しなければ効果が使えない点
・コストがとても軽いので最序盤から相手の手札を削ることができる点
という点で異なる。
もちろんどちらも強力なのでどちらもデッキに入れて見比べてもよい。自分のデッキに合った方を使おう。
また、デスパペットにはハンデス効果を起動条件とする進化クリーチャー、奇術王エンドレス・パペットがいる為、そちらと絡めてデスパペットハンデスを組むのも良いだろう。
外見的な特徴
基本的には解体人形ジェニーと一緒で、象牙色のストレートロングヘアーに黒のゴスロリドレスを着た、自身の全長に対して大きすぎるサイズのカッターナイフを持っている人形のクリーチャーである。
ただしもともとのカードイラストでは戦いのせいかボディにヒビやら傷やらが入っていたり、イラストレーター自体が違うこともあって雰囲気が結構違っていたりする。具体的に言えば、本家よりホラー性が薄れ、よりアイドル性の増した表情となっている。
pixivではあまり気にされず、解体人形ジェニー同様可愛らしく描かれることが多い。
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