概要
古代中国の地理書『山海経』の「中山経」に記述される、中央第九列山系である岷山山系の首とされる女幾山に、赤鷩とともに最も多く棲んでいるという白い野鶏の姿をした瑞鳥。
中国語ではバイハン(Baihan)と呼ばれる。
その他この山には犀牛、大象、夔牛が、さらに洛水はこの山から流れており、水中には亀や鼉が多く棲んでいる。
山上には鉱物や玉石、石涅(漢方「黒石脂」)、麓には白色の珉石を産し、杻(杏)や橿(樫)、梅、海棠(カイドウ)などの樹木が多く、野菊、蒼術、白術(漢方薬の原料)などの草が生えているという。