概要
中国語ではアツユの事をヤーユィ（Yayu）と呼ぶ。
古代中国の地理書『山海経』の「海内西経」によると、かつては蛇身人面の天神であったが、いかなる理由かは不明であるが同じ天神・弐負（じふ）とその臣下・危（き）に殺されてしまった。
その後、崑崙山で黄帝じきじきに蘇生薬を処されて生き返ったが、何か思うところがあったのか川に身を投げて人喰い獣に変じてしまった。
その姿は身体は牛で馬の足を持つ人面獣で、赤ん坊のような声で鳴き人を喰らう。
異説では狸（中国語で山猫）のような姿や、虎身で龍の頭と馬の尾を持つとも言われる。
堯の治政の時代に暴れ回ったが、英雄羿によって射殺された。
創作での扱い
- 女神転生シリーズ
初出は中国出身の悪魔が多数採用された『真・女神転生』で、種族は”妖獣”。グラフィックは牛系の悪魔の頭部すげ替えだが、大きな人面が不気味であった。公式画ではクリーチャー的な姿にアレンジされている。 →妖獣アツユ
ストーリーパートのブルーホール最深部に登場する特殊な環境の影響で生きてたアノマロカリスの一個体が巨大化したものがアツユと名付けられ、同作のストーリーパートのラスボスとして立ち塞がる。通常の武器は通用せず、主人公デイブの協力者たちが作り上げたドローンの戦闘モードを使用して,ダライアスさながらの弾幕シューティング的死闘を繰り広げる。
関連イラスト
