概要
一見森博嗣初心者にも読みやすい冒険活劇小説だが、森博嗣のミステリィ連作の中で大きなキーポイントにあたるシリーズでもあり、『すべてがFになる』との関連も示唆されている。
森博嗣作品では最も未来が舞台の作品で、SF的なガジェットが使用される。
近年では特殊設定ミステリの歴史的なさきがけの作品として扱われることがある。
ストーリー
西暦2113年。発電システムの革新により都市国家の様な形態の国が点在する世界。
ルポライターのサエバ・ミチルとウォーカロン(ロボット)のロイディは、閉鎖化の進んだ地域へ取材へ出かけ、その度に不可解な事件に巻込まれる。