概要
宮城県石巻市中瀬に立地する、宮城県出身の漫画家・石ノ森章太郎の記念館(マンガミュージアム)である。
石ノ森作品の原画などを所蔵、展示する。
2001年7月23日開館。2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響による長期休館を経て、2012年11月17日に再開館。
「萬画(まんが)」とは、1989年に石ノ森が提唱した「マンガ」の新たな呼称である。
シージェッター海斗というヒーローが、石ノ森萬画館を運営する株式会社街づくりまんぼうが石森プロダクション監修の元作られている。
石巻市は「萬画の国」をスローガンに掲げ、石ノ森萬画館のほか、以下のように「萬画による街おこし」を行っている。
石巻マンガロード
石ノ森作品のキャラクターのFRP(繊維強化プラスチック製)モニュメント、ブロンズ像、石造りのベンチ、モニュメント付きの郵便ポストなどを設置している。
仙石線マンガッタンライナー
石巻市と東日本旅客鉄道の共同事業により、仙石線では2003年から、石ノ森作品のキャラクターが描かれた205系電車(ラッピング車両)、「マンガッタンライナー」を運行している。
余談
東日本大震災の時、津波が、当萬画館を襲い、津波により1階部分が天井近く(高さ5.5m)まで浸水し、1階事務所、受付まわりおよび展示物、ミュージアムショップの商品が流失するなどの大きな被害を受けた。