プロフィール
概要
忍連合と敵対する「戦姫衆」のメンバーの一人で、電波で傀儡を操れる傀儡使い。
普段はひょうひょうとした軽い口調だが、本性を出すと尊大な態度になる。
傀愚衆(くぐしゅう)とのツテを持っており戦姫衆の使う傀儡を仕入れているが、実は彼女が傀愚衆のリーダーである。
忍装束は露出度の高いサイバー風衣装だが、普段着はオシャレ。
戦闘方法は電磁波を操って複数の傀儡を操る。頭のアンテナが破壊されると制御能力が低下する。
実はモデルとしての職業も持っており、ファンクラブがあるほど人気のある芸能人。
趣味とするほど傀儡や機械にはとてつもなく興味を抱いており、天才的な発明家の蘭丸の父親が製作した「くまプー」の回収を愉姫に頼むほど。
終章ではライブホールを貸し切り、国立半蔵学院、秘立蛇女子学園、ミルキーポップ、アークエンジェルらを傀儡術と身体能力で圧倒するが、清明のおかげで思わぬ策略と胆力を見せてきた忍学生達に思わず自身の過去を吐露する。
そしてこれまで半蔵学院の村正に並々ならぬ執着を見せてきた訳は……。
その正体と過去
研究者でもあり、傀儡師でもある悪忍。
引退後はモデルをしながら傀愚衆の前身組織である、とある研究機関に勤めていた。
そこでは忍ではない人間を改造し忍並の能力を付与する研究が行なわれていたが、実験の失敗により人体改造部門は閉鎖される。
そして失敗作であった愛姫を個人的に引き取る。
その後に傀儡の研究を始め、研究機関は傀愚衆となった。
その傀儡衆は橘と夕霧二人の父の会社にも資金提供しており、この会社の隠し研究室で作られた試作機があの村正である。
村正の処分を決めた傀愚衆の上層部に憤りを感じて、無能と断じて粛清していった。その結果、いつの間にか傀愚衆の首領になっていった。
その頃、橘の父が傀愚衆と会社の闇の関係に気づき、社長である夕霧の父を問い詰め告発しようとする。
表向きは仲違いをしていたが、夕霧の父は橘の父を信じており、独自調査を続けて、傀儡衆と神姫に辿り着いた。
そして夕霧の父は傀愚衆を白日の下に晒そうとするが神姫によって阻止され、自殺に見せかけて殺害されてしまう。
その後、傀愚衆に関する一切の痕跡ごと会社が消え去り、結果橘の父は証言は嘘となり、夕霧の父を自殺に追い込んだ汚名を着せられ逮捕されてしまう。
村正に搭載されている技術には心底驚愕しており、前述の事件以降も村正を探していたが、見つけたときには雲雀に既に拾われて学院に保管在籍しており、しばらくは手出しが出来なかった。
その後は何度か回収を試みるが、その度に邪魔が入り撤退せざるをえなかった。
業を煮やした彼女は、廃棄された設計図や村正の観察記録から、村正の姿と能力を真似た未完成品を4体製造する。
終章にて土壇場で実践投入するが中途半端な出来の為に忍学生達には最早通じなかった。