プロフィール
※上記は『閃乱カグラNewWave』でのプロフィール。『シノビマスター閃乱カグラNEWLINK』では下記の情報が追加。
- 所属:不明(戦姫衆?)→所属なし
- CV:鷹村彩花
人物概要
『閃乱カグラ』シリーズのソーシャルゲーム『閃乱カグラNewWave』シリーズに登場する女性。忍名は「ひょうき」と読む。
のちに『シノビマスター閃乱カグラNEWLINK』にも登場する。
なお、NewWaveとシノビマスターはパラレルワールドの位置に属する作品なので物語が直接、繋がるわけではない。
敵役の戦姫衆メンバーでは最後に登場したキャラクターであり、NewWave無印ではないGバーストで初登場した唯一の敵役キャラクター。
そしてGバーストを含む、最後に初登場したNewWaveオリジナルキャラクターでもある。
同シリーズのキャラクターの中でも年齢がかなり若く、「シノビマスター」に登場する月閃中等部の月閃姉妹と同じ14歳。
また、姉にゾディアック星導会に所属している麗王が存在するが、強く憎んでいる存在でもある(ネタバレ後述)。
麗王の友人である銀嶺とも幼なじみの関係。
全体的に黒色を基調としており、くせっ毛のある黒色のロングヘアーに、転身後の服装は軍服のようなドレス風。
転身前の衣装は、両作品ともに作中では特に登場してしないが、NewWaveでは学生服姿とみられるイラストも存在。
しかしシノビマスターの事件解決後にはモノクロームを基調とした、ゴシックドレス風味のワンピース衣装に身を包んでいた。
その他にもNewWave公式で姉妹を意識してか顔立ち、武器のブレード、忍装束のドレス、名前の由来?(麗王→レオパルド … Leopard→豹?)等と麗王とは共通項が多い。
NewWaveでの動向
元々は両親に仕えるお屋敷の悪忍であったようだがNewWave当初では敵組織「戦姫衆」の面々とともに行動している。
また、遠野天狗ノ忍衆に所属している夕焼に宿る別人格の力には興味を示しており、気に入っている模様。
戦闘面ではレーザーブレードでの斬撃の他に、彼女個人の特性として妖魔の力を吸収し、自身の力に転用できるという能力がある。
終章では、多数の妖魔を引き連れて遠野天狗ノ忍衆とゾディアック星導会のメンバー達と戦い、圧倒的な戦闘力を見せる。
NewWaveでの彼女の過去
幼い頃から屋敷に幽閉されて英才教育を施された麗王とは対照的に、豹姫は屋敷の外に連れられて現役の悪忍として育て上げられた過去を持つ。
忍の一族の頭領である銀嶺の父から直接手ほどきを受けるほど忍としての才能は高く、幼いながらも数多くの任務をこなす過程で、麗王の父の敵を何人も殺してきた。
そのためか屋敷の中で大切に育てられた姉の麗王を嫉妬し、強く憎むことになってしまう。
そして、自身を忍の道具としてしか見ない両親に対しても憎悪を募らせ、過去には両親を殺している。
その後、零姫と共に戦姫衆を立ち上げて、屋敷を離れる。
最終章
戦姫衆が起こした最終決戦の最中に事件の真相が判明。
銀嶺の一族も虐殺したと語っていたが、実は零姫によって捏造された記憶だった様子。
実際に殺害したのは麗王の一族の側近と彼女自身の両親だけであり、銀嶺の一族は零姫が始末していたらしい。
終章にて真相を知ったのちも麗王のもとには戻らず、戦姫衆とともに生きていく決意をして去っていくことになる。
NewWaveはこの終章で完結となり、豹姫たち戦姫衆の活動も一旦、停止状態となる。
NEWLINKでの動向
嬉しいなあ…本当に嬉しいわ、お姉さま。豹姫ね、この日をずーっと楽しみにしてたのよ
大きくなったお姉さまを好きなだけ切り刻める日を。豹姫の大好きなお姉さま思うがままに出来る日を
こちらの作品では、忍基地の地下に眠る妖魔の闘技場に興味を持つ、睡蓮という名前の人物とともに行動している。
そして、のちにそれぞれ単独行動を取る事にもなる。
当初はシノビマスターの世界でも戦姫衆が存在するのかは不明であったが、のちのストーリー内で戦姫衆自体は存在していると判明。
また、NewWave同様に零姫たちなど他のメンバーも存在しているのかは現状では不明。
度々、イベントシナリオや麗王の個別シナリオで豹姫と思われる人物の話題が挙がっていたが、新章「怨楼血再来編」にて銀嶺が参入したことでメインシナリオにて本格的に関わる。
また、新規3DCGモデルも用意され、声優も改めて設定された。
忍基地にある古き闘技場に乱入して参戦、次章では妖魔の力と思わしき結界を張り、麗王と交戦したあと、一旦退散する。
しかし、鴇と修業中の麗王のもとに再度現れ、戦いを仕掛けてくるが、迎えに来た睡蓮に連れられ、その場は再び去る。
そのあとも睡蓮の回想にて登場し、睡蓮が忍基地に入りたいと言ってきたため、豹姫自身は睡蓮とは別行動することとなる。
しかしその出来事以降も、夜間の忍基地へと睡蓮に接触してきたりと協力体制は続いている様子。
そして、怨楼血討伐のために浅草へと向かった旧含む秘立蛇女子学園の学生たちを偵察するため、豹姫自身も浅草へと移動。
最初から睡蓮と共謀していたのか、怨楼血が出現して混乱することを見越して忍学生たちを遠巻きに観察していた。しかし学生たちにより怨楼血による騒動はうまくおさまり、解決されてしまう。
そのことについて疑問を抱いた豹姫は蛇視という存在自体が気になり、独自に調査するためその場から離脱する。
その描写から、睡蓮とは以前から協力関係ではあるものの、睡蓮自身の過去は知らない様子。
その後では、さらに分散した怨楼血討伐のため大阪城へと向かった神楽が率いる巫神楽とNewWave連合の忍たちを追って偵察。
その場所においても怨楼血の気が発した妖魔たちをうまく退治される。
そして忍たちが去ったあと、城でひとり独白する豹姫。
睡蓮との共同作戦を思い返したあと、姉の麗王へ対しての歪んだ感情に浸るがその場で突然に意識を失う。
一方、他の分身体の怨楼血討伐のため恐山へと向かった夜叉を加えた遠野天狗ノ忍衆と死塾月閃女学館の忍たちが、こちらも怨楼血の気が発した妖魔たちを無事に退治する。
しかし戦闘のあと、その場所にて謎の場所を発見する一行。そして施設の奥へと進んだその先には豹姫の過去に関する秘密が眠っていた。
そして同じ頃、忍基地にて麗王も、調査を進めていた銀嶺たちから豹姫の過去に何があったのかを知らされることになる。
NEWLINKでの彼女の過去
NewWaveでの過去を踏まえた回想であり、さらにNewWaveとは少し異なる、この作品での深い事情が判明。
幼き頃より父親と御付きの忍らに、屋敷内へと幽閉状態にされ、その身の上にある状況の心情を豹姫自身は「鳥かご」状態と語る。
そして屋敷外では、加えて父親に命令される、殺害も伴う任務も命令され、父親の傀儡状態だとも感じており、凄惨な経験をも過ごしていた。
そんな彼女にとって唯一の楽しみの時間はたまに会って開かれる、姉の麗王とその従者の銀嶺との安らぎある、ひと時のみだった。
そうして任務もこなしていき、時が経ったあるとき、父親や銀嶺の両親などらが関わる「獅子咬財閥」が出資している恐山にある、とある研究所に行くよう命令され出向。
その場所では同年代の少女らも一緒に研究対象(妖魔の力を後天的に忍へと与える被験者)とされ豹姫と同様にこの施設へと来ていた様子だった。
そして数人の少女らが実験の犠牲にされる途中、そこで一緒になった、とある少女から父親だという写真を見せてもらった豹姫は衝撃を受ける。
その写真には麗王と豹姫の父親が写っていたのだ。
実はこの施設に来ていた少女たちは全員が父親の従者や愛人の娘であった。つまり麗王と豹姫の義姉妹が全員、忍の道具以上に実験材料にされているという事実を知る。
義姉妹だけでなく自分自身をも単なる道具や材料に過ぎなかったと知った豹姫はひどく落胆する。
写真を見せてくれた少女も研究の犠牲となり、この場所で一人の研究対象者となった豹姫はどうしようもなくなり再び鬱屈した日々を送る。
しかしそこへと父親が遣わしたという二人の人物が迎えに来てお屋敷に帰れることになり気を持ち直す。
そして屋敷へと戻った豹姫に待ち受けていたのは
…窓から豹姫の目に映ったのは、父親に笑顔の眼差しを向けられる麗王の姿…
だがそれだけで彼女の心を壊すのには充分過ぎた。
その場で父親や銀嶺の両親をはじめ、屋敷に居た者たちを切り伏せて斬殺。一族もろとも壮絶な現場とする。
さらに回りまわって自分たち姉妹をこの状況へと追い込んだ忍界への復讐を誓う。しかし姉の麗王に対しては複雑な感情を持ったままとなる。
そして先の出来事が起きたのち、豹姫自身も内心では信用はしていないものの、実は父親の命令で来たというのは偽りだった二人の研究者(物語内で明かされていないが恐らくは零姫と神姫?)に利害の一致でついて行くことに。
その後は恐山の研究所の所員らも惨殺の処分とし、しばらくは組織(戦姫衆?)に在籍していたが、忍世界への転覆計画に慎重なその組織の方針に、業を煮やした豹姫は組織を離れ、一人で独自行動をする。
そしてその途中で同じく一人行動をしていた睡蓮と出会う事になり、怨楼血再来編の冒頭部分へと続く。
巌流島決戦
妖魔の力の使いすぎたのもあり、大阪城でひとり倒れ、過去の悪夢を見返していた彼女は意識を取り戻したあと、急ぎ巌流島へと向かう事に。
決戦の場所、巌流島にて待ち構える豹姫のもとへと、国立半蔵学院と焔紅蓮隊、姉の居るゾディアック星導会の忍達が訪れる。
そして彼女の呼びかけもあり睡蓮は豹姫側へと再びまわる。二人は怨楼血関連の妖魔を呼び出し、混戦状態となるが、他メンバーの助力もあり、睡蓮は日影と、豹姫は麗王とそれぞれが一対一で相対する。
姉の麗王との決戦はほぼ五分五分だったが、やや豹姫が優勢な状況、しかし妖魔を呼び出すのに自身の血を使って忍血塊を発動させていたのと、妖魔薬の効果切れもあり体力が消耗、お互いに疲れが見えはじめる。
その中で彼女が語るに、自らが殺めたとはいえ、いまだに父親からの逃れられない呪縛、そして麗王に対しての想いもあり、精神的に不安定な状態になる豹姫。
そんな中、麗王を守るため割って入ってきた銀嶺が負傷。だが傷つきながらも銀嶺が語るには、銀嶺の両親が恐山の研究施設の計画を強く推していたという事実。
のちに真相を知ったとはいえ、その真実に銀嶺自身もひどく責任を感じていた様子。
そして麗王も語るに、父親に向けられていた麗王自身への眼差しは商品としてでの存在に過ぎず、大切にされていたというのも本物の親子愛情ではなく、彼女自身も振り返れば、父親にとってはあくまでも政財界での道具としての存在でしかなかった、と思い返していた。
また、麗王と豹姫の母親も被験体の如き存在だったようで、妖魔の力に耐えられる身体を持っていた様子。
しかしその強力な肉体の反動もあってか姉妹が幼き頃に母は早くに亡くなってしまっていた。
麗王と銀嶺の話を聞いた豹姫は誰を憎めば良いのかわからなくなる。
彼女自身も被害者とはいえ多大なる罪を犯してしまった豹姫、だがそれでも麗王と銀嶺は二人のもとへと帰ってきてほしい思いを彼女へと伝える。
完全に心が揺らいだ豹姫、そして各所を回った疲弊もありその場で倒れ、麗王も同じく倒れる。
その直後での道元による怨楼血戦では他の仲間と同じく自身の意思で睡蓮に呼びかけ、睡蓮自身を取り戻すキッカケとなる。
しかし日影らに追い込まれた道元によって、怨楼血の媒介にされ、豹姫は肉体を乗っ取られてしまう。
豹姫を人質に取られたも同然の状況により苦戦する忍たちだが、彼女の精神が表出し、道元と怨楼血を足止めして自身にトドメをさすよう懇願する。
麗王は少し迷ったが豹姫の覚悟を組み、彼女へと斬りかかる。
そして斬られた豹姫であるが、それでも麗王に感謝の言葉を残して倒れる。
決戦後は何とか無事に一命は取り留めたようであり、さらに玉響の能力のおかげで道元と怨楼血が二度と復活しないよう処置も施された。
現状は「基立星十字学院」関連の医療施設にて入院中の身で、そして妖魔の力も無くなっており、さらに忍気(忍の気力)も一時的に失っているようで現在は一般人とほぼ変わらない状態とのこと。
豹姫のほうも肉体が重傷を負っているものの「…また二人(麗王と銀嶺)とお茶会できるのね…」と力無く語るがどこか嬉しげに話していた様子。
NewWaveでは自身の意志で敵組織へと残り、戻ってくる事は無かった豹姫であったが…こちらの作品では精神も身体も傷つき紆余曲折ありすぎたが、ようやく麗王達のもとへと帰ってくる事が出来た。
備考
シーズンイベント「惨歌、微睡に響く」では、睡蓮のおおよその経歴が語られるほか、豹姫と出会う前後の経緯も少し描写されている。
その内容によると睡蓮が豹姫に出会ったあと、豹姫に処方するための妖魔カプセル(妖魔を圧縮させ、薬状にした代物であり、使用者が服用すると妖魔の力を得られるが、反動で危険な副作用も同時に発症する)の製造のため、二人は恐山の研究所に訪れる。
そして研究所で睡蓮自身がどこか見覚えのある写真も見つけるのだが…
物語内での様々な描写や伏線からまとめると、あくまで筆者の推測も交えるが、恐らくは麗王&豹姫の姉妹と睡蓮(と道元の叔父姪も?)は獅子咬財閥の研究関連で元々、関係者の可能性がある。
豹姫が独立行動している時に睡蓮に出会った事や、
睡蓮が星十時学院に入学し、星座の加護を受け、蛇遣い座の該当者となり、麗王や銀嶺達と関係を持つ事は結果的に必然(メタ視点で見ると、公式側が当初に狙った構想的な展開)だったのかもしれない。
しかし当の本人達は、意外な関係性を知らずに密接な仲となり、結局そのまま親密な仲間になってこの物語(怨楼血再来編)は幕を下ろした。
そしてその後は
また、「怨楼血再来編」後の新章冒頭では身体の具合が良くなった豹姫と、お屋敷にて久しぶりに睡蓮と再会。
気を利かした麗王と銀嶺によりその場にて二人きりで会話する。
睡蓮だけに話す内情では、豹姫によると傷口も治り、体調の調子もなんとか安定している状態なものの、体内に残っている妖魔カプセルの反動もあり予断をゆるさない状況の様子であり、また他の事情にも忍として必要な忍気が一生戻らない可能性もあるとの事。
そして先述の事件にて、お互いに謝罪の言葉を述べる二人。
ただ、豹姫によれば万が一、仮に忍の力が戻らなくとも麗王たちには協力できることは私にもあると言い切り、睡蓮のほうも豹姫のその意思に応じるかたちで力になると言い、忍基地へのシノビたちの為に二人は決意を新たにして、対話を締め括った。
関連画像
関連項目
妖魔(閃乱カグラ) 戦姫衆 睡蓮(閃乱カグラ) 怨楼血 道元(閃乱カグラ)