概要
「立てよチョコミン党」とは、『宇崎ちゃんは遊びたい!』の演説である。
先輩の不用意な発言で
「え…なに?いや…チョコミントって歯磨き粉と同じ味なのに、本当においしいのかって」
宇崎ちゃんのスイッチが入る。
「チョコミントを食えない連中が、チョコミント馬鹿にする時絶対言うやつ出た!」
「いやなにも馬鹿には…」(先輩)
「してんスよ!歯磨き粉と比較してる時点で、すでに!」
「チョコミント食えないのは自分のザコ味覚のせいなのに」
「ミントに責任をなすりつける、ひきょーモンたちの常套句!歯磨き粉じゃん」
「そんな奴らが決まって言うのは、おいしいわけねーだろあんなもん。」
「じゃあ歯磨き粉食ってろよ」
「バカが!歯磨き粉は食いもんじゃねえ!」
「想像できますか先輩。歯磨き粉と食いもんの区別がつかないバカ共にバカにされる屈辱が!」
「お…おう…」(先輩)
「私が許せないのは!自分が理解できないものは迫害していいと」
「勝手に思っている連中の思い上がり!」
「そう!我々チョコミン党は、長年さらされてきた」
「チョコミン党?」(先輩)
「無理解からくる…無自覚な悪態に」
「かつて…チョコミントがはるか大陸よりアイスとして日本に渡ってきた時」
「その強烈な色味と独特なフレーバーのため、決して売れ行きは良くなかった」
「だが、我々チョコミン党は、偏見や先入観の中」
「長年の努力により地道に同志を増やし」
「今や、疲労回復効果がある、映えるとも評価され」
「チョコミントのスイーツを出すカフェも増え」
「チョコミントの商品も毎年のように、」
「何種類もスーパー・コンビニに並ぶようになっているのだ」
「だというのに!」
「アンチチョコミントのバカ舌どもはそれを知ろうともしない!」
「チョコミンよ立て!悲しみを怒りに変えて、立てよチョコミン!」
「先輩だって嫌でしょ?自分の大好きなゲームを、」
「大して知りもしないやったこともない奴らにバカにされたら嫌でしょう!」
「そもそも順番が逆なんスよ!ミントが歯磨き粉なんじゃなくて、」
「歯磨き粉がミントなんスからね!バーカ!」
「バカ舌共など関係ない」
「私は!チョコミントに感謝する!」
「ありがとう!チョコミント!」
「ひと口食べると…キンとした清涼感のミントフレーバーが口を駆け抜け、」
「甘いチョコの風味が柔らかく残ってゆっくりと消えていく」
「その心地よさに…またすぐにもうひと口食べたくなってしまう。誰が何と言おうと…」
「チョコミントは…おいしい…」