精霊たちが集まると…ときめきも苦労も∞倍！？
概要
精霊が人間界へ下り、最初に出会った"対"の人間から一番大事なものを奪うという「成人の試練｣。試練を受ける為に人間界にやってきた炎の精霊・サラと、彼女の"対"となった人間の少女・灯里を中心に、精霊と人間との交流を描くファンタジックコメディ。
略称は「精霊さま」が一般的だが、編集担当からは、平仮名の部分だけを取って「さまのな」と呼ばれているようである。
登場人物
精霊界
試練に挑む精霊
なお、全員14歳。
サラ/不知火皐羅<しらぬい さら>
炎の精霊国王女。ガサツだが裏表無い性格。"対"となった灯里の家に居候しつつ、彼女の大事なものを探っている。意外と常識人な為、ツッコミ役に回りがち。水や冷たい物が大の苦手。精霊の力で放炎や炎エネルギーの吸収、ある程度の炎を操作する事が可能で、その絶妙な火加減で炊くかまどご飯は絶品。力を抑える「封印布」を3枚着けている。
ルサ・ルカ/冷泉流歌<れいせん るか>
水の精霊国王女。あざとい。灯里の親友・澄乃の"対"となり、彼女の家に居候中。正反対の性質を持つサラにライバル心を燃やしている(サラにその気は無い)が、実は秘めたる想いの裏返しだったりする。精霊の力で水を噴出できる他、水から水に瞬間移動する『ウォーターワープ』が使える｡「封印布」は1枚。
ノム/菊地原野夢<きくちはら のむ>
地の精霊国王女。テンション低めで精神病みがち。彩葉と"対"になっている。呪いが得意。『地の子(ちのこ)』を『つちのこ』と聞き間違えた幼少期のサラに、ずっとそう呼ばれていたことを根に持っている。地の一族は基本筋肉質だが、彼女だけはロリ体型。精霊の力で砂や土を操作したり、土くれの使い魔を生成したりできる。「封印布」は2枚。
シルフィ(シィル)/迅司椎琉<はやし しぃる>
風の精霊国王女。奔放な自由人。ノムの様子を見に来た所を彩葉に見つかり、ノムと同時に彩葉の"対"となる。冗談としか思えないことをしれっとやる為、常に皆のお騒がせ役。密室が苦手。精霊の力で風を起こし、滑空できる。本来の力なら飛ぶことも可能｡「封印布」は1枚だが、封印しきれていない。
関係者
炎の女王
炎の精霊国の統治者であり、サラの母親。試練に挑むサラを、サポートしたりしなかったりする。歴代で1番破天荒。
フェニ
サラの見守り役の不死鳥。女王の伝言や物資をサラに届けるのが主な仕事。サラ曰く相棒らしいが、成人の精霊にしか言葉は聞こえない。結構年らしい。
水の王女(達)
総勢11人いるルカの姉。全員「成人の試練」を突破しており、中には某国の王子とロマンスした者も。
人間界
麓灯里<ふもと ともり>
日本家屋で祖母と暮らす中学2年生。裸一貫で人間界に降りて来たサラを快く迎え入れる。天然ドS。勉学優秀だが運動ダメダメ。かわいい物を神格化していて、趣味でヘアピンを集めている。夜10時には眠くなったり洋菓子の概念が生クリーム止まりだったり、やたらと言動が老人臭い。とある事情で暗闇が苦手。亡き母親との思い出は彼女の大切な宝物。
笠松澄乃<かさまつ すみの>
灯里の親友の中学2年生。水の一族の根回しでルカの試練の標的にされる。いわゆるアホの子。スポーツ万能でテニス部の助っ人をしているが、燃費がかなり悪く、食事の量がえげつない。
黒羽彩葉<くろはね いろは>
灯里のいとこで中学3年生。父の仕事の都合で灯里達の学校に転校してきた。ノムとシィルの二人に同時に出会ってしまった為、二人の"対"になる。料理上手で、レシピを一目見るだけで何の料理か言い当てられる。時々灯里にも劣らない毒舌が飛び出す。
加古川菜幹<かこがわ なみき>
彩葉の乳母。彩葉に忠誠を誓っており、基本何でもできる。そう、なんでも。
まるまる
麓家の飼い猫(♀)。のびのび過ごしているが、狩猟本能は旺盛。
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