かわいさニューウェーブ♪
雑誌情報
概要
『まんがタイムきらら』の姉妹誌である。『まんがタイムきららキャラット』と表記されることもある。
もともとは系列誌の増刊だったが2005年9月より独立創刊した。
雑誌レイアウトはきららと全くといっていいほど同じで、慣れないと間違えやすい。
毎号表紙の「まんがタイム」の「ム」の右のあたりに小さく小ネタが書かれている(これは他の『きらら』姉妹誌には無い)。
後述の創刊経緯もあってか、他の『きらら』姉妹誌と比べ連載作品の作風は万人向け傾向があり、メディア化作品も多い。
2024年8月28日時点での『きらら』系列のアニメ化作品(予定含む)41作品の各誌の内訳(アニメ第1作発表時点でのメイン連載誌でカウント)は『きらら』7作品、『MAX』6作品、『フォワード』9作品、『ミラク』4作品なのに対し、『Carat』は15作品(webアニメ含む)。となっており最も多い(なお、『Carat』において同一プロジェクト下のアニメ版が2016年に単発製作されているずんだもんTV!、フォワードにおいて漫画版が掲載されたメディアミックス4作品は含めていない)。
これは芳文社漫画雑誌全体で比較しても最多となっている。
2005年9月から2007年9月までは、『Carat』の増刊として「男性向け少女漫画誌」と称する『コミックエール!』が隔月で発行された。
創刊の経緯
『まんがタイムきらら』の読者があまりにも男性に偏ってしまったため、女性にも受け入れられるように『きらら』から派生させたもので、ベテラン4コマ作家の胡桃ちのや竹本泉といった少女漫画家、きゆづきさとこ・吉田美紀子・おーはしるいら女性作家を数多く起用し、作風も女性的なものを増やした構成としてスタートした。
2007年6月に行われたインタビュー(参考)では『きらら』系列掲載漫画の中で比較的女性読者を獲得できる漫画として『ひだまりスケッチ』と『ドージンワーク』の2作が挙げられている(通常の『きらら』系列掲載漫画の読者男女比率が「9:1」なのに対してこの2作は「8:2」)が、これらはいずれも『Carat』掲載漫画である。
しかし、その後は他の『きらら』姉妹誌にも女性作家が数多く起用されたことから、位置付け的には他の『きらら』姉妹誌に近いものになった。
主な連載作品
主に記事のある作品を中心に連載開始の早い順にまとめた(開始時期はゲスト掲載時代のものも含む)。連載終了作品も含まれる。太字はアニメ化作品(予定含む)。特殊な理由で一部映像化されている作品は注釈にて説明する。▲はきららファンタジア参戦作品。
現在連載中の作品(2024年10月号時点)
- ひだまりスケッチ(蒼樹うめ)(Vol.4(『きらら』2004年4月号増刊) - )▲
- キルミーベイベー(カヅホ)(2008年7月号 - )▲
- まちカドまぞく(伊藤いづも)(2014年8月号 - )▲
- おちこぼれフルーツタルト(浜弓場双)(2015年1月号 - )▲
- mono(あfろ)(2018年2月号 -)※『まんがタイムきららミラク』休刊に伴い同誌から移籍。
- ばっどがーる(肉丸)(2021年2月号 - )
- ポンポコタヌキとへっぽこ王子(桜Qり)(2021年5月号 - )2022年12月号の掲載を最後に長期休載。
- ごきげんよう、一局いかが?(卯花つかさ)(2022年8月号 - )
- のけもののまち(はちべもつ)(2023年1月号 - )
- escape into the light(むぐら)(2023年2月号 - )
- はらぺこ少女と探偵と(りの)(2023年4月号 - )
- たくあかっ!(原作:深見真、漫画:藤真拓哉)(2023年6月号 - )
- ずんだもんTV!(原作:ずんずんPJ、漫画:卯匡)(2023年10月号 - )※ずんずんプロジェクトの派生作品。
- Vドライブ!(猫にゃん)(2023年10月号 - )
- このままモブじゃ終われない!(優しい内臓)(2023年12月号 - )
- 押しかけ女房、コドモ付き!(とめきち)(2024年2月号 - )
- 魔法少女は羞恥心で強くなる(海星なび)(2024年2月号 - )
- はるか咲きそふ、刻どきの(ぴらそん)(2024年4月号 - )
連載予定
- フルボイス!(科戸コウ)(2024年11月号予定 - )
長期休載作品
ここでは、本誌予告などで長期休載が告知された作品を記載する。なお連載終了が正式に告知されたものは下記に、現在も毎号ごとに休載告知が成されているものは上記に記載する。
- 教艦ASTRO (蕃納葱)(Vol.11(『きらら』2005年6月号増刊) - )※2007年11月号の掲載を最後に長期休載、2008年1月号に長期休載告知。
- ののかノ~ト (水乃ミナト)(2013年5月号 - )※2015年3月号の掲載を最後に長期休載、同年5月号に長期休載告知。
- メイドさんの下着は特別です。(みらくるる)(2017年6月号 - )※2021年8月号の掲載を最後に長期休載、2022年2月号に長期休載告知。
連載を終了した作品
- 最後の制服(袴田めら)(2004年4月号 - 2006年11月号)※1
- ドージンワーク(ヒロユキ)(2004年12月号 - 2007年12月号)※『Carat』で連載開始し、後に『Carat』『まんがタイムきらら』『まんがタイムきららフォワード』で並行して連載していた。最終的には『きらら』のみで連載。
- 火星ロボ大決戦!(なかま亜咲)(2005年8月号 - 2008年10月号)※『COMICぎゅっと!』休刊に伴い同誌から移籍。※2
- GA芸術科アートデザインクラス(きゆづきさとこ)(2005年11月号 - 2016年2月号)※『COMICぎゅっと!』休刊に伴い同誌から移籍。▲
- まじん☆プラナ(nino)(2006年12月号 - 2012年12月号)
- CIRCLEさーくる(榊)(2007年2月号 - 2012年3月号)
- 謎部のアレ。(友吉)(2007年7月号 - 2008年7月号)
- うらバン!(都桜和)(2008年1月号 - 2011年12月号)
- はるみねーしょん(大沖)(2008年2月号 - 2019年8月号)▲
- ゆかひめ!(ほっぺげ)(2008年11月号 - 2010年12月号)
- Aチャンネル(黒田bb)(2008年12月号 - 2021年1月号)▲
- せいなるめぐみ(荒井チェリー)(2009年5月号 - 2011年12月号)※3
- ねこのひたいであそぶ(なんにゃか)(2010年4月号 - 2011年11月号)
- 平成生まれ(ハトポポコ)(2010年9月号 - 2016年8月号)※後に『平成生まれ2』→『平成生まれ3』にタイトルを変更。
- セカイ魔王(双見酔)(2010年10月号 - 2014年11月号)
- ごきチャ(るい・たまち)(2011年3月号 - 2016年8月号)
- ぱわーおぶすまいる。(ウロ)(2011年4月号 - 2016年10月号)▲
- けいおん!highschool(かきふらい)(2011年6月号 - 2012年8月号)※『まんがタイムきらら』の『けいおん!college』と並行して連載していた。
- ここめ不定点(竹本泉)(2012年5月号 - 2014年2月号)※1
- さくらティーブレイク!(都桜和)(2012年6月号 - 2014年7月号)
- NEWGAME!(得能正太郎)(2013年3月号 - 2021年10月号)▲
- ブレンド・S(中山幸)(2013年10月号 - 2022年6月号)▲
- すわっぷ⇔すわっぷ(とめきち)(2014年10月号 - 2019年4月号)
- 異なる次元の管理人さん(榊)(2014年12月号 - 2020年12月号)
- アニマエール!(卯花つかさ)(2016年4月号 - 2020年10月号)▲
- 恋する小惑星(Quro)(2017年3月号 - 2024年8月号)▲
- 正義ノ花道(ウロ)(2017年8月号 - 2019年12月号)
- 先パイがお呼びです!(むっしゅ)(2017年9月号 - 2020年1月号)
- 精霊さまの難儀な日常(琴慈)(2017年12月号 - 2020年11月号)
- RPG不動産(険持ちよ)(2018年6月号 - 2023年12月号)▲
- かぐらまいまい!(あひる)(2019年1月号 - 2021年7月号)
- 魔王の娘からは逃れられない(うら)(2019年3月号 - 2021年6月号)
- あやしびと(GAGAGA)(2019年4月号 - 2022年2月号)
- 紡ぐ乙女と大正の月(ちうね)(2019年9月号 - 2024年4月号)
- しずねちゃんは今日も眠れない(逸見)(2019年11月号 - 2022年6月号)
- またぞろ。(幌田)(2019年12月号 - 2023年9月号)
- 死神ドットコム(優しい内臓)(2020年12月号 - 2023年2月号)
- ニチアサ以外はやってます!(猫にゃん)(2021年2月号 - 2023年4月号)
- ササエルの中には誰もいない(こめつぶ)(2021年8月号 - 2024年1月号)
- メールブルーの旅人(こだまり)(2022年3月号 - 2024年2月号)
- うさパン焼いて悪いかよ!(山本アヒル)(2022年7月号 - 2024年7月号)
- ひよ&びびっと!(ゆとりーぬ)(2022年7月号 - 2024年9月号)
※1…4コマ漫画雑誌の『Carat』の中では例外的にストーリー形式の漫画となっている。
※2…作者のアニメ化作品『健全ロボダイミダラー』が事実上の続編ともいえ、一部キャラクターが引き継がれている。また同じ『ぎゅっと!』出身の『GA』にも一部ロボットがカメオ出演。
※3…主人公たち二人が『三者三葉』アニメにゲスト出演する形で部分的にアニメ化。
並行掲載作
ここでは他の『きらら』姉妹誌をメインに連載していた作品を記載する(『Carat』がメイン連載の作品は上記に記載)。下記作品はいずれも『きらら』がメイン連載となる。
- 三者三葉(荒井チェリー)(Vol.3(『まんがホーム』2003年12月号増刊) - 2007年1月号)▲
- かみさまのいうとおり!(湖西晶)(Vol.3(『まんがホーム』2003年12月号増刊) - 2009年2月号)
- けいおん!(かきふらい)(2008年4月号 - 2009年10月号)▲
関連タグ
まんがタイムきらら まんがタイムきららMAX まんがタイムきららフォワード
コミックエール! まんがタイムきららミラク まんがタイムきらら☆マギカ
まんがタイムきららキャラット きららキャラット:表記揺れ