概要
素敵なお兄様とは、夢幻魔実也(の青年版・いわゆる夢幻紳士)のこと。
元は『学校怪談』でのゲスト出演で、子孫である九段九鬼子の前に現れる時の自称である(強力な助っ人として生徒達が魔実也を呼び出したとき、誰?とたずねる生徒達に対し本人自ら「素敵なお兄様と呼んでくれないか?」と発言しており、また九鬼子から「おじいちゃん…でいいのかな?」と思われたときにも「素敵なお兄様と呼べ」と同様の返しをしている)。
なお、この際の彼の姿は、当然考えられる九鬼子との大きな年齢差にもかかわらず青年姿であり、亡霊(守護霊)であったと思われる。(あるいは九鬼子を守護するにあたり、自らが最も力を奮いやすい最盛期の姿を用いているとも考えられる) まぁ、このヒトもともと原典からして作者の世界観を代表しうる「なんでもアリの存在」なのだが。
また『学校怪談』直後に雑誌の「懐かしホラー特集」で出された『夢幻紳士』(『学校怪談』の直後連載である『黒衣-KUROKO-』単行本に併録)での描写(と作者コメント)から「夢幻外伝篇」の魔実也である可能性が示唆されている。(あくまで可能性の示唆の範囲に留まっているが)