概要
ゲーム『天外魔境Ⅱ』に登場するキャラクター。
大江山の酒呑童子の妻でヒロイン絹の母親。火の一族の血を引いている女性。母親は巫女で、ものすごい予知能力を持っていため、その能力を気に入った池田公に見初められて妻となり、綾姫を産んだ。
京都の池田公の末娘だったが、酒呑童子と恋に落ち、輿入れ途中の自分を酒呑童子にさらってもらってそのまま駆け落ち結婚した(本人曰く「さらわれたんじゃなくさらってもらった」)。その後、酒呑童子との間に絹をもうけた。
だが、根の一族の将軍吹雪御前が率いる軍勢に大江山が攻め込まれたときに夫と共に殺され、綾姫の死体は吹雪御前に顔の皮をはがされて(吹雪御前が綾姫に化けるのに必要なため)、絹を騙すために利用されるなど悲惨な目にあった。
エンディングではマリの力で夫と共に生き帰り、笑顔で絹を見守っていた。
絹曰く「裁縫が得意」とのこと。
髑髏譚では
2021年2月11日発売の小説『天外魔境I・II架話 髑髏譚 -SKULL TALE-』では酒呑童子と絹と家族で登場。
京都の池田公(池田大納言)の娘という設定は変わらないが、駆け落ち結婚という設定はなく、どういった縁で酒呑童子と結婚したかは不明。
夫婦仲は円満で可愛い娘にも恵まれて幸せに暮らしていたが、幻王丸の謀略でネの一族に拉致されて、雪姫に生気を奪われて吸い殺されたあげく、その死体は顔の皮を剥がされるなど、ゲーム同様悲惨な目にあった。
だが、その後、死んだ綾姫の霊は雪姫にとりついていて、雪姫が召喚する空行母と共に現れ、空行母にまとわりつき、ときにわざと敵(雪姫が戦う相手)の攻撃を自分が受けることで雪姫に苦痛を与えるなど、雪姫に干渉していた。
補足
「火の一族の巫女」と勘違いされがちだが、正確には母親が火の一族の血を引く巫女であり、綾姫は普通の姫である。京都の住宅街で池田公や綾姫のことが聞けるが、綾姫は池田公の5人姉妹の末妹で他の姫とは母親が違っていること、母親は巫女ですごい予知能力を持っていたことで池田公が気に入り妻にしたことから、綾姫は母親が巫女であり綾姫自身は普通の姫なのがわかる。しかしキャラ説明で「綾姫は火の一族の巫女」と誤認したライターによって間違った説明がたびたび書かれてしまっている。