概要
ソーシャルゲーム、モバイル版「アイドルマスターSideM」にて
2021年6月30日~7月8日に開催されたイベント「緑陰のGymnasium」内で描かれる劇中劇。
同ゲーム内にて2019年5月15日~5月22日に開催された「深緑のGymnasium」の続編にあたるストーリーである。
ちなみに2019年5月22日~5月31日に開催された「名探偵アーロンの事件簿 ~チェスピースの指し示す真実~」の前日譚にもあたる。
出演者はゲーム内開催キャンペーン「パッション爆裂!イベント大作戦!」のCD化企画第4弾!の投票で選ばれたピエール、冬美旬、黒野玄武、卯月巻緒、山下次郎、北村想楽の6人。
本作の主題歌「Stories」とドラマパートが収録されたCDが2021年10月27日に発売されている。
試聴動画
あらすじ
とある寄宿学校へと赴任してきた新任教師ルカ・ステイルは、監督生であるレイモンド・ブランの協力の元、
成績優秀な生徒の資料に目を通し、特に気になる生徒に目星をつけていく。
寮長を務めるジェイ・ギャビット、名家の子息であるリック・ワンツ、そしてそのワンツ家に引けを取らないボーダー家の子息ピース・ボーダー。
しかし、ルカの目に留まったのはルークス・ホワイトという、決して成績優秀者ではない生徒だった。
登場人物
ルカ・ステイル(演:山下次郎)
スクールの新任教師。とある目的で生徒たちを調査している。
新任故に校内に慣れないふりをして生徒たちに接触を図る。
ルークス・ホワイト(演:ピエール)
スクールの生徒。学校の成績は良くないが何か秘密を隠している様子。
チェスの腕は立つようで、大会で上位に行くピースやリックにも勝っている。
何かとリックに突っかかられたり、ジェイに目を付けられている。
ピース・ボーダー(演:冬美旬)
スクールの生徒でルークスの親友。入学当時から一緒に卒業しようと約束するほど仲が良い。
本当は頭がいいのにテストで本気を出さないルークスに苦言を呈している。
リック・ワンツ(演:卯月巻緒)
スクールの生徒。名家の子息であり成績優良な生徒としてレイモンドにリストアップされている。
ルークスにチェスで負けたことを妬み、目の前で文通を破くなどの意地悪をしている。
ジェイ・ギャビット(演:黒野玄武)
スクールで寮長を務めている生徒。それなりの権限を持っているようで
度々ルークスを退学に追い込もうとしている。
レイモンド・ブラン(演:北村想楽)
スクールの監督生。ルカのことを「先輩」と呼び慕っている様子。
ルカと同様の目的で生徒たちを調査している。
以下、ネタバレを含む設定・用語
スクール
ルークス達が在籍する緑に囲まれた寄宿学校。
名家の子息ばかりが通う学校だが、実は教育機関の皮を被った研究対象を
探すための施設となっており組織の名称から『秘密の花園』と呼ばれている。
超能力者として目星を付けた生徒を「転校」という形で組織に送っているが、
その実態は一部の教員しか知られてないという。
シークレット・ガーデン
超能力者を探しなんらかの研究をしている組織。
能力者を探すためのスパイを教員や監督生として潜入させている。
具体的にどんな研究を行っているかは組織に所属するルカやレイモンドでも
わかっておらず、研究対象の人間も行方知れずとなるなど
得体の知れない部分が多い。
秘密の花園
組織側でのスクールの呼称。
もしくはルークスとピースが約束した学校の裏山にある秘密の場所。
考察を含むシリーズ作品とのつながり
深緑のGymnasium(以降、深緑)
緑陰のGymnasium(以降、緑陰)の前日譚にあたる。
同じ寄宿学校が舞台となっており、登場人物のサニー(演:橘志狼)は髪型やあらすじ等からルカの学生時代ではないかと推測される。
また、サニーの親友であるレイン(演:姫野かのん)は名前やルカとルークスの会話から、ルークスの叔父であるレニー・ブラックと同一人物と推測できる。
深緑のストーリーでレインがスクールから転校することが綴られており、またルカがかつて転校した親友の行方を追うために組織に所属しているということからレインことレニー・ブラックは能力者としてスクールから転校させられており、また能力者はルカが学校に赴任してきた時点で15年ほど見つかっていないという会話があるため、深緑は緑陰より15年以上前の話であることがわかる。
シリーズ内に出てくる「12時のパーペチュアル・チェック」の噂はこのストーリー上にてレイン・サニー・スノー(演:岡村直央)によって作られた。
名探偵アーロンの事件簿 ~チェスピースの指し示す真実~
舞台はロンドン行の夜行列車。資産家ノース・ナイトリー(演:伊集院北斗)の主催するパーティーにて、偶然同じ列車に乗り合わせた探偵ジャステル・アーロン(演:握野英雄)は乗客が次々と姿を消してしまうという事件に遭遇するというストーリー。
この事件の被害者であるトーキン・グスマン(演:天ヶ瀬冬馬)と、事情を知るビル・マックイーン(演:信玄誠司)は同じスクールの出身者であり、ルークスと同じ研究者であった。トーキンの陰謀でビルはルークスの研究成果を盗み、ルークスはそれを糾弾した結果逆上したトーキンに殺されてしまったという。当時ルークスは「12時のパーペチュアル・チェック」で消えてしまったと学園内で噂されていた。
列車事件の犯人であるナイトリーの正体は顔と名前を変えたピース・ボーダーであり、この事件はルークスを殺したトーキンへの復讐劇だったと告げている。この復讐に10年費やしたということから、ルークスは10年以上前に殺されてしまったと見られる。
この事件のトリックには「12時のパーペチュアル・チェック」の噂が利用されており、乗客のほとんどがスクール出身者であったことから列車内に恐怖が広がった。
余談
2022年6月11日、『アイドルマスターミリオンライブ! シアターデイズ』のライブイベント「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! SEASON-@IR!!!! ~LOVERS HEART~」内で行われた朗読劇にて、登場人物の可奈(同名役)がプレイしているソーシャルゲームとして「幻想のギムナジウム」(※表記不明)という名称が登場し、「緑陰のGymnasium」シリーズと関連があるのではと一部の兼任Pの中で話題となった。
なおこちらのゲームにはBL要素があるらしい。