縛虎申
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ばくこしん
縛虎申とは、漫画『キングダム』の登場人物。(メイン画像右下)
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想像って、八割がた疑問から生まれるものだと思います。あれってどういうことだろう、これって何の意味があんのかな、という具合に。ぽつぽつ空いた隙間を、埋め埋めしていくことで、あ、もしかしてこういうことかも、と自分なりに納得のいく形に仕上げていく……というのが、わたしにとっての二次創作の基本です、たぶん。(キングダムがはじめてなんで、断定は出来ませんが……) そういう意味で、今回は非常にやりづらかった。何か創作の入る余地がないんですよね。淡々と6巻の内容を追うだけとなってしまいました。反省。それっておそらく縛虎申千人将に関しては、自分の中で完成されているからだと思います。何も足す必要がなく、何も引く必要がない。そんなふうに書いてて思いました。 また人物描写が複雑と言うか、奥が深いと言うか。勇猛で、無謀で、やること滅茶苦茶で、でも一本芯が通っていて。多くは語らない。でも背負っているものは誰より重い。歩兵には敬遠されてるけど、部下からは慕われている。真摯に、厳しく戦というものに向き合い、その中で己の果たすべき役割を果たす……っていう。こんな人を描くだけの力量が、いまの自分にはありません。残念ながら。反省続く。……要は、好きすぎるってことかな? てへ。 っても、取っ掛かりは必要なので。6巻p178の尚鹿さんの台詞「あいつは味方が大勢殺られたときほど、無茶をするからな」というのを核としてみました。この言葉から、縛虎申千人将は負け戦というものを知っているのではないか、と。そして随所で見せるヒョウ公将軍への絶対的な信頼から、脳みそフル回転させ、こうかなと思うものをどうにかこうにか仕上げました。本当に難しかったです。 とにかく、先の話と合わせて、初陣編を自分なりに振り返って、思ったこと。 ……よく、勝てたな。7,553文字pixiv小説作品