Succubus Quest(サキュバスクエスト) 短編 ー老司書の短い夢ー
前作サキュバスクエストの外伝的作品で、通常版が無料、拡張版『白の史書と色づく魔物』が有償で配布されている。
ストーリー
王立図書館司書長アイゼクトはまどろみの中、昔日の甘いひとときを過ごしていた。
サフィと呼ばれた少女との睦み合い。そんな彼の夢は、秘書メルヤの声によって覚まされる。
「アイゼクト様が夢なんて、なんかびっくりです。どんな夢を見てたんですか?」
「色のある夢じゃ。女と交わっておった」
その言葉に赤くなるメルヤに、ふん、と苛立ちを見せるアイゼクト。
そうして、夢魔についての本---夢魔史を投げ捨てるように押しやる。
「こんなものの研究をさせられとるからじゃ!」
「あ、あ、ダメですよぉ。夢魔の資料は貴重なんですから」
賢王マグナスにより夢魔について調べさせられていた彼は、あっさりと言い放つ。
「存在しない魔物の資料など、何が貴重なものか」
夢魔は存在しない、と断言するアイゼクト。
しかし、そこへ現れたのは…
「でも残念ね。現に居るのよ、おじいちゃん」
彼の夢は、夢魔エストによって更なる深みへと進んでいく。
その果てにあるのは、幸福か?はたまた悪夢か?
関連イラスト
*関連タグ