概要
十字架を模したシンボル、表象の一つ。
意味としては、聖アンデレ(アンドリューのアンデレ)の十字架、である。
厳密には青と白とで描かれているものが聖アンデレ十字とされることが多いが、他の色を使用したケースも含まれる。
ただし、白地に赤十字だと「聖パトリック十字」という全く別物になってしまうので注意。
使用例
- スコットランドの表象
- ※現在もイギリスの国旗の一部に使用されている(青地に白のクロスの部分)
- ロシア海軍・ウクライナ海軍などで使用されている海軍旗『聖アンドレイ旗』
- こちらは白地に青のクロスであり、スコットランドとは反転している
- カナダノバスコシア州の州旗
- 白地に青クロス。真ん中に獅子の紋章が入っている。
- 聖アンデレ十字は紋章学で「サルタイアー」(X状に紋様が入るデザイン。『斜め十字』のこと)と呼ばれるものと同一。
余談
形状から、中村光『聖☆おにいさん』では「イェーイ十字」というネタになっている。
極東アジアを除く海外では「×」(バツ)と異なり、斜め十字に否定的な意味を込めずに使っている国家が多く、これもまた文化摩擦の象徴と言える。
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