概要
聶小倩(ニエ・シャオチェン、シッ・シウシン、スーシン 中国語: Nie Xiaoqian 広東語: Nip Siu-sin)とは、清朝前期に描かれた怪奇短編小説集『聊斎志異』に収録された一説。
その物語に登場する女幽霊の名前でもある。
妖怪に自分の骨壷を抑えられ、荒れ果てた寺「蘭若寺」で男を誘惑して精気を吸い取る役割を担わされていたが、書生の青年「寧采臣(ニン・ツォイサン、アニン 広東語: Ning Choi-san)」と恋に落ち、自らの魂を開放するため道士「燕赤霞(イン・チェッハー 広東語: Yin Chik-ha)」の助力を得て妖怪に立ち向かう。
1960年に『倩女幽魂』のタイトルで映画化されて以来、幾度となく映像化の題材に選ばれており、中でも1987年に制作されたリメイク映画は、英題の『A Chinese Ghost Story(チャイニーズ・ゴースト・ストーリー)』の名称で広く知られ、香港映画界に多大な影響を及ぼした。
1997年にはセルフリメイクのアニメ映画として『小倩(チャイニーズ・ゴースト・ストーリー スーシン)』が公開されている。