概要
艦娘は艦艇の擬人化であるため、モチーフとなった船が進水した日、あるいは竣工した日を誕生日とする事が多い。
艦艇の一生のうち、特筆される事項は以下の通りとなる。
計画 | その艦を造る事が決められる。複数の艦を一括し、計画に名前が付けられる事もある。 |
---|---|
起工 | ドックや船台にキール(竜骨)の最初の一本が据え付けられ、工事が始まる。 |
進水 | 船として水に浮かぶようになり、ドックを出たり船台から下ろされたりする。また、進水式が行われ、艦名が命名される。 |
竣工 | 艤装等の工事が完了し、納入先に引き渡し可能な状態になる。 |
戦没 | 海上での交戦や泊地への奇襲などにより撃沈される。もしくは擱座放棄される(※)。 |
退役 | (沈没しなかった場合)第一線を退き、予備艦(有事の際の補充要員)などになる。 |
除籍 | 書類上の登録を抹消される。 |
※擱座の場合、その後利根のように引き揚げ解体されるか、長月のように自然風化で海に没するまでを艦艇の一生として扱うべきとの意見も少なくない。
「誕生日」の解釈には、艦艇として完成する竣工日を充てる意見と、船として生まれたのは進水日であるため、進水日を誕生日とするほうが自然だとする意見とがある。
公式においては特に言及されていないが、進水日が一年と一日違い、竣工日が同年同日の村雨と夕立が双子としての要素を込めてデザインされているなどの例もあり、解釈による部分は大きいと言える。
なお、いずれの場合もそのまま受け取ると軽く70歳を超え、外見と大幅な乖離が生じてしまうため、何歳ではなく何周年という言い方をされる事が多い。
ちなみに、進水日でも竣工日でも言えることだが、その順に並べると起工日を基準に決められている番号が逆転する事が多い。
例えば、進水日を基準にした特Ⅲ型(ゲームにおける暁型)は雷(三番艦)、電(四番艦)、暁(一番艦)、響(二番艦)の順になる。
なお、進水日・竣工日順の一覧表はそれぞれのページを参照のこと。