概要
スマホアプリあんさんぶるスターズ!のキャラクター、七種茨×伏見弓弦の腐向けカップリング。
キセキシリーズ第二弾「電撃戦のオータムライブ」開催に際し、2017年10月9日に新たに公開されたキャラクターである七種茨。2017年10月12日に公開された彼のキャラクターストーリー「綺麗な薔薇に」にて、思わぬキャラクターとの接点が判明した。そのキャラクターというのが、夢ノ咲学院に在籍し、なおかつ学院最強と謳われるユニットfineの末席に座す伏見弓弦であった。2人は他の誰も踏み込めない過去という時点において、互いに唯一相手だけが共有することのできる時間を持っている。
以下ストーリーネタバレ
※一見解にすぎないので実際にストーリーを読んで各自解釈ください。
※ストーリー公開順に記載
七種茨キャラクターストーリー「綺麗な薔薇に」
オータムライブを目前に控えるなか、喫茶店で打ち合わせを行う転校生と茨。秀越学園側が費用を全額負担するので、夢ノ咲学院では実現できないような豪華なライブを開催しようと提案する茨の背後を、突如謎のお茶が襲った。驚きつつも咄嗟に回避した彼の前に現れたのは、弓弦であった。
「おや。死角からお茶を浴びせたのに、避けましたか」
「勘は鈍っていないようですね、茨」
日頃の品行方正な振る舞いからは想像もつかない行動を見せた弓弦。彼が初めて他者の名を敬称なしで呼び捨てたことも相俟って、たちまち場面に緊張感が生まれる。
「んん……。あっ、もしかして弓弦？ 伏見弓弦？ うわっ久しぶり、髪型変えた？」
奇襲に面食らいながらも相手がかつて顔なじみであった伏見弓弦と分かると、茨は気安い風に声をかけた。そこから続いたのはどこか険悪ムードの漂うやり取りであり、この時点では2人はいわゆる犬猿の仲であると思われた。
ただし会話の中で、茨は弓弦のことを「もったいない」「あんたは『俺』とちがって何にでも成れるはずだったのに」と評している。
イベント「軌跡☆電撃戦のオータムライブ」
トリックスターとの対決に備え、様々な計略を巡らせる茨。それを警戒してか、弓弦は秀越学園での合宿へ同行を申し出た。
直接二人が会話する場面こそないが、茨の用意した宿を「一悶着おこして」まで弓弦が変更させたり、途中から暗号で連絡を取り始めたトリックスターに弓弦の入れ知恵かと解釈する茨など、互いを警戒する様子が垣間見えた。
「それもまた秀越学園の……いいえ茨の策なのでしょうね。本当に感心するほど細かく手を打ってきます。相変わらず小賢しい」
ちなみに茨は、弓弦と仲が良いのかと尋ねるスバルに対して
「同年代の男子は自分と弓弦しかいなかったので、仲良かったんですよね」
「今はなぜか、嫌われちゃってるみたいですけど、寂しいです……」
と発言している。どこまで本音か分からないが、昔の二人はそれなりに仲が良かったことが窺える。
イベント「軌跡☆決勝戦のウィンターライブ」
前述より、昔からの知り合いと言えど現在は仲が悪いかのように思えた二人。
しかし、ウィンターライブのエピローグで事件は起きた。
(今の『俺』を見たら、あんたは笑いますかね。いいや、褒めてくれるでしょうか、弓弦)
(あんたは徹頭徹尾、俺への評価は『腕前は良いが精神面に難がある』って感じでしたけど)
(再考を願います、教官殿！自分は良いものを食べてストレスなくすくすく成長し、あんたを丸呑みにできるぐらいおおきくなりましたからね！)※
(※この台詞に関してはスカウト「ギャング」のあるシーンから繋がるものだと考えられる)
スカウト「ギャング」
季節は春。数年前に弓弦が「施設」を去り、茨にゴッドファーザーの迎えが来て、二人が決別してから今まで、互いを知らなかった頃である。(ちなみにしばしば彼らの発言にあった「施設」が姫宮の経営する「民間軍事会社」の訓練所だったことが判明したのもこのストーリー)
夢ノ咲でのテロ騒ぎがきっかけで、昔のことを回想する弓弦。
二人がそれぞれの事情で民間軍事会社にて訓練していた頃、弓弦は茨の上官という立場であった。(これが茨が弓弦を教官殿と呼んだ理由)訓練をサボろうとする茨を目敏く見つけ、追加のトレーニングを言い渡す弓弦。
昼食時、いつもサプリばかり摂取する茨に対して弓弦は厨房を借りて昼食を作ってきた。
「あなたもサプリばかり摂取せずに、せっかく舌があるんだからたまには美味しいものを食べて精をつけなさい」
(これがウィンターライブのあのセリフに繋がる)
せいぜいここにいるうちは仲良くしましょう、と言う弓弦に対して、隙あらば弓弦の命を狙う茨。
「…仲良くなっても、どうせあんたはすぐに帰っちゃうんでしょ？」
それならば一人でいるほうが良いという茨に、そのためには強くならねばならないと弓弦は諭した。孤独な茨は、思いを吐露する。
「せめて何か、一生をかけて大事にしたいと思えるようなもんを手に入れたいよ」
「それを持って墓に入らないと、吹けば飛ぶような灰しか残んないし」
一方、長く民間軍事会社の訓練所に押し込まれた弓弦はそこでの生活が性分に合ったこともあり、次第に姫宮家に戻ることなくこのまま戦場の犬として散ったほうが幸せなのではないかと考え始める。(本人曰く短い反抗期だった)しかし、冗談めかしてそれを言った弓弦に対して、茨が珍しく怒りを露わにした。
(贅沢者めって、自分たちが喉から手が出るほど欲しがっているものを得られるのだから、それで満足するべきだと……)
(羨ましいと、あの無駄にプライドの高い茨がね)
それで渋々家に帰った弓弦は、一人せ家で留守番をしていた桃李に抱きつかれ、その温かさに驚く。そして、戦場の犬として命を散らすのではなく、この小さく尊い命を守ろうと心に誓うのであった。
(お墓の下まで持ってまいりましょう、この愛おしい熱を)
そして、なんとこのテロ騒ぎ、全て茨が夢ノ咲に忍び込むための策略だった。
(汝、平和を望むなら戦争に備えよ)
(そう言ったのに、忘れちゃったんですかね…教官殿)
(中略)
(あれから『俺』も過酷な訓練と経験を積んで強くなったんですよ〜、平和な居場所で漫然と過ごしてたあんたと違ってね)
(もしも戦場で出会ったら、勝つのはこっちです。ずきゅんと一発、ヘッドショットで仕留めてみせますよ)
(あぁ、その日が今から待ち遠しいです！)
決別してから数年、全く交流のない二人が互いを思い出して同じ場所にいたのだ。
イベント「灼熱！南国景色とサマーバカンス」戦争と平和/第6話
茨が直接登場しているシーンはないが、アドニスの「汝、平和を望むなら戦争に備えよという。肉を食え(意訳)」という言葉に茨も同じ言葉を言っていた、と思い返す弓弦が見られる。
「まぁ、『あれ』は意味もなく嘘をつく子でしたけど」
件の格言が聖書に載っていないことへの言及が確認できる。弓弦が茨に影響を受けあの分厚い聖書から格言を見つけ出そうとしていたことが読み取れる。
イベント「駆け引き ワンダーゲーム」infinite/第8話
英智との商談のために夢ノ咲の生徒会室へ赴いた茨を大歓迎する弓弦
仲の悪さを全面的に前へ押し出す二人を笑える…ではなく驚いたと表現する英智に、この二人の応酬。
「とんでもない！幼い頃は同じベッドで夜を明かし、互いを『お兄ちゃん♪』『弟よ♪』と呼びあった竹馬の友ですとも！ねぇ、弓弦お兄ちゃん♪」
「は？知らない間に前頭葉にでも銃弾をもらったのですか？」
そんな微笑ましいやりとりのあと、英智の「メイド服弓弦を1週間奴隷にする権利をおまけにあげよう☆」という重めの天祥院ジョークも交えつつ、作戦の最終確認が行われた。
英智曰く「焦っているようにみえる」茨に対して、弓弦は声をかけた。
「本当に窮してしまったなら『俺』を頼りなさい』
「貴方は弟ではありませんが、手塩にかけて育てた愛弟子です」
「困っているなら手助けくらいはしたい、と思う程度には……わたくしも人間でございますよ」
今はまだ、意味がよく分からないが覚えておきますよ教官殿、と茨は返した。
幼少期初実装について
あんさんぶるスターズ初実装となったのが、着せ替え機能における二人の幼少期である。
伏見弓弦はスカウト！ギャング☆5「遠い日の疼き」アイドルロードにて、七種茨は夢コインショップにて入手可能だ。
なんとボイスも撮り下ろし。民間軍事会社の演習場背景に二人を並べれば、そこには在りし日の二人が存在するのだ。
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