※詳細は九太の項目を参照
概要
ひょんなことから人間とは対を成す存在であるバケモノの街で暮らすことになった人間の子供・蓮は、育ての親となった熊徹から名前を問われた際、個人情報の保護を理由に教えるのを躊躇ったため、彼から新たに「九太」という名前を授かる。
以降はその名をバケモノ界で使用し続けていたが、8年が経ったある日偶然人間界に戻ってしまい、その時出会った楓から名前を尋ねられると、少々迷ったのち本名の「蓮」を名乗る。
なぜこの時本名の方を名乗ったかは映画版、小説版共に明確になっていないが、「九太」と名付けられた際に彼は「なんだその変な名前!?」と動揺しており、恐らくは比較的珍名ではない方の本名を名乗ることで、彼女に警戒感を持たせないようにした可能性がある(そもそもバケモノ界では、熊徹だったり、猪王山だったり、一郎彦だったり、二郎丸だったりと、人間界では到底なさそうな名前の人物で有り触れているため、人間とは文化や価値観が異なる故かバケモノのネーミングセンスは人間のそれとは異なったものなのかも知れない)。また「蓮」という名前は同時に人間界の通り名も兼ねているため、楓に「蓮」と名乗ったことを察するに、バケモノ界で長らく暮らしていても人間界に対する想念は消えていなかったことが窺える。
因みにタグとしては「九太」の方が圧倒的に使用率が高い(pixivでのイラストも上のメインイラストが唯一)。公式でも彼の呼称は「九太」の方が推奨されている節がある。