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薩摩義士伝

さつまぎしでん

平田弘史による時代劇漫画。宝暦治水を巡るエピソードをオムニバス形式で描いた。
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平田弘史による時代劇漫画

宝暦治水を巡るエピソードをオムニバス形式で描いた群像劇


1755年(宝暦5年)、濃尾平野治水対策で、木曽川長良川揖斐川を分流する工事を行うよう薩摩藩幕命が下った。

薩摩藩は財政が逼迫しており、藩の弱体化を狙ったこの幕命に一戦交えるべきとの強硬論が続出。家老平田靱負が強硬論を抑え、薩摩藩士は治水工事のため美濃へ赴く。

難工事に加え、幕府の役人による妨害工作も度重なり、責任を取って腹を切る薩摩藩士が相次ぐ。


掲載雑誌編集

1977年、『増刊ヤングコミック』(少年画報社)で連載開始。

1979年、『増刊ヤングコミック』が休刊。『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)で連載再開。

1982年、未完のまま連載終了。平田は劇画への意欲を失い、生活が困窮する。


余談編集

  • ネットミーム化している「肝練り」(死人が出かねないのに若者が強制参加させられる宴会)のコマの出典は本作ではなく、作者の実弟であるとみ新蔵が描いた「薩南示現流」。
    • ただし「ひえもんとり」は本作品でも描かれている。

関連タグ編集

平田弘史 劇画 時代劇 ひえもんとり

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