概要
CV:子安武人
『ヴァイスクロイツ』のキャラクター。通称アヤ。20歳前後の青年。本名は藤宮蘭。家族は妹の彩(あや)だけだが、彩は後述の事故から植物人間状態になっている。
誕生日は7月4日。血液型はA型。身長178cm。趣味は読書。好きなものはお金で、嫌いなものは権力者。
クールで不愛想な性格だが、昔(藤宮蘭だった頃)は人当たりのよい青年だった。しかし、彩の16歳の誕生日の夜に悲劇が彼を襲う。蘭が彩と一緒に出かけた縁日から帰ってくると、両親は何者かによって殺されていて、さらに事故を装ったガス爆発が起きる。間一髪、難を逃れた蘭と彩だったが、彩は彼の目の前で鷹取玲司が乗った車に轢き逃げされて、植物人間状態で眠り続けることになってしまった。玲司の権力によって事件の真相は闇に葬られたため、蘭は復讐を誓い、ヴァイス加入時に妹の名である「アヤ」を名乗るようになった。
上記の出来事から、淡々としていて、『All that Weiß』掲載のキャラクターデータでは「笑顔を捨てた男」と書かれている。だが、唯一の家族である妹・彩(あや)が関わると感情的になったり、穏やかな表情を見せることがある。
彩にそっくりの巴さくらに対しては、陸上を続けられなくなって落ち込むさくらを励ます優しさを見せていて、やがてさくらから慕われるようになる。
自分の立場上、はっきりと自分の気持ちや感情を表すことはなかったアヤも、アニメ最終話で自分の本名をさくらに告げていた。
テレビシリーズの後を描いたドラマCDシリーズで、さくらは彩と共にアヤを待ち続けたが、アヤとさくらは再会することはなく、さくらはアヤへの恋を諦めて留学したので、二人の恋は実らなかった。