袖振り合うも多生の縁
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そでふりあうもたしょうのえん
人と人との縁は偶然ではなく、前世からの深い因縁によって起こる、という意味のことわざ。
「袖触れ合うも他生の縁」「袖すり合うも他生の縁」とも言う。
「道を歩いていて見知らぬ人とすれ違うのも、前世からの因縁による。行きずりの人との出会いやことばを交わすことも単なる偶然ではなく、縁があって起こるものである」という意味のことわざである。
ここから踏み込んで、「だからどんな出会いも、大切にしなければならない」という教えにつながる。
(コトバンクの「袖振り合うも他生の縁」より)
よく「多少」と誤解されやすいが、正しくは「他生(多生)」である。
仏教用語であり、他生は前世だけでなく後世を意味し、多生は多くの生を意味する。
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