約160×260mの南北に延びる寺域の北部に2つの阿弥陀堂があり中央部に園池があった。
その寺域にある平安時代末期の庭園は1973年(昭和48年)から1976年(昭和51年)にかけて発掘・復元され、「旧観自在王院庭園」の名称で国指定名勝に指定されている。数少ない平安時代の庭園遺構として評価されている。
世界遺産登録
2001年(平成13年)に世界遺産登録の前提となる暫定リストに「平泉-浄土思想を基調とする文化的景観」の一部として記載された。
2008年(平成20年)の第32回世界遺産委員会の審議では、登録延期と決定された。
登録は結局見送られたものの、文化庁・岩手県ではユネスコへの再度の申請を目指し、2011年(平成23年)5月に国際記念物遺跡会議が世界遺産への登録を勧告、
同年6月25日に中尊寺等の他の平泉の史跡4ヶ所と共に、「平泉 - 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」として世界遺産に登録された。
関連項目
参考☞