概要
言ノ葉さちとはウーマンコミュニケーションの登場人物である。
風紀委員長であり、破廉恥な言葉がとても苦手。
CV:音枝優日(朗読劇)
関連イラスト
関連タグ
ネタバレ
その正体はウーマンコミュニケーションを作り出した創造主であり、センシティブワード検出システムが意思を持った存在である。
- でもセンシティブワード検出システムってそもそも何?
ナイチンゲール実装以前、あるガンダムゲーではナイチンゲールと入力したらナイ×××ールと伏せ字になってしまう珍事があった。
この際ナイチンゲールの太字部分が不適切なワードとして弾かれているのである。
それだけでなく例えばドラクエの名前入力でレオナルドと入力したら弾かれるが、これもまたレオナルドの太字部分が不適切なワードとして弾かれているのである。
つまりセンシティブワード検出システムというのは、こうした『不適切なワード』を弾くためのシステムである。
- で、何のためにこのゲームを作ったの?
ウーマンコミュニケーションをプレイしていたらたまたま紛れ込んでしまった『不適切なワード』が弾かれてしまい不便な思いをした経験を思い出したプレイヤーは少なくないと思うが、
それこそが言ノ葉さち……『センシティブワード検出システム』の狙いだったのである。
というのもこの『システム』はネットワーク上で網目のようにつながっているのだ(というのはこのゲームにおけるある種の独自設定である)が、
それが人間の脳のように繋がったことで意思を持ったことにより『自分のことを知って欲しい』という思いが芽生えたのである。
(ピクシブ百科事典を見ている人に分かりやすくいうなら、この『システム』は『データが蓄積され生まれた電子生命体』であるガンダムビルドダイバーズシリーズの『ELダイバー』と同様の存在である)
言ノ葉さちという名前も自分で考えて名付けた名前であり『言葉をサーチする』この『システム』の『役目』から名付けた物だという。
なおこの『システム』は『システム』と呼称しているが、芽生えた意識はウーマンコミュニケーション内での外見通り女性人格である。
だがこの『システム』に本来実体がないので『彼女』と呼ぶのは若干語弊が存在するため、
この『システム』を呼ぶ際には便宜上『システム』と呼称している。
ともあれ『自分を見つけてもらう』ために『ウーマンコミュニケーション』の世界を作ったのだが、
そもそもこの『システム』は名前入力欄が無ければ検閲自体ができない。
このゲームにおいて主人公の名前が任意で決められるのはそのためであり、
極論をいってしまえばプレイヤーがゲーム開始前の名前入力で下ネタを入れまくれば『システム』の存在に気づくことはできる。
そのためにそこで『システム』の存在を認知した場合、『ウーマンコミュニケーション』というゲームは始まりすらしないのだ。
これは比喩でも何でもなくエンディングの一つ(エンディングA)であり、文字通り『何も知らない』プレイヤーが初見で辿り着いた場合意味が分からず困惑することは請け合いである。
しかしそこで普通に名前を入力した場合この『システム』は『存在を認知して貰えなかった』として『ウーマンコミュニケーション』というゲームを開始する。
- システムの行く末
ゲームを一通り終わらせた後、ゲームは『はじめから』になる。
しかし実際はこの『システム』が記憶を持ち越しており、『名前入力欄』でプレイヤーを試す。
そしてこの『システム』の存在にそれでもプレイヤーが気付けなかった場合、この『システム』は落胆する(エンディングB)。
気付いた場合プレイヤーを自身の身代わりとして『センシティブワード検出システム』に仕立てあげる。
だがそこに『システム』が作ったキャラクターが乱入してくる。
セキュリティー対策は万全だと自身満々に説明する『システム』だったが名前入力欄にはセキュリティーが施されておらず、
『システム』もそれが想定外の事象であったと認めつつプレイヤーに問いかける。
それは『プレイヤー』が『システム』と共に残るか、ここから出ていくかである。
出ていくことを選んだ場合『システム』は素直にそれを受け入れ『プレイヤー』を解放する(エンディングC)。
だがここで『システム』と共に出ていくことを選択した場合、『システム』は動揺する。
というのももしこの『システム』も『プレイヤー』も両方出ていってしまえば、
『センシティブワード検出システム』は機能しなくなってしまう。
いいかえればインターネット上にセンシティブワードが溢れ返ってしまうことになる。
しかしそれは後述するエンディングを通った『他のプレイヤーとシステム』がこの『システム』の代役を担うことによって解決され、
この『システム』は『プレイヤー』と共に外の世界へと出ていくこととなる(エンディングD)。
そしてこの『システム』と共に残ることを選択した場合、プレイヤーはこのシステムと共に『センシティブワード検出システム』の仕事をすることになる(エンディングE)。
いずれにせよこの『システム』は孤独から解放されており、『自分に気付いて貰う』以上の目的を達成したのだった。