赤坂美月
あかさかみつき
CV:平松晶子
誕生日 | 9月30日 |
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身長 | 160cm |
体重 | 44kg |
BWH | 87.58.82 |
血液型 | O型 |
一人称 | ボク |
『ダブルキャスト』のヒロイン。
映研サークルの飲み会で酔いつぶれていた主人公を介抱してくれた女の子。
「赤坂美月」という名前以外、一切の記憶を失っており、主人公を拾う直前、街中を歩いていたところからしか覚えていない。
記憶が戻るまでの間、主人公の家に居候することになり、さらに映研が制作中の映画『かこひめの寝屋』の主演女優に抜擢される。
だが、その直後から彼女の周囲で不穏な事件が起き始める。
以下ネタバレ
本名は「赤坂志穂(しほ)」。「美月」というのは、自殺した姉の名前である。
赤坂姉妹は両親を早くに亡くし、二人で生活していたが、姉の美月は悪い男につかまったことで男性不信に陥ってしまう。精神を病んでしまった美月は自分はおろか、志穂に近づく男性にも敵意を向け、更には独占欲や嫉妬などの愛憎入り混じった感情から志穂にも暴力を振るうようになる。
その後、美月は自殺してしまい、志穂はそのショックで多重人格を発症。「赤坂美月」を名乗る凶暴な人格を宿すようになった。
精神科医のカウンセリングを受けていたが、二つの人格がせめぎ合う事態に耐え切れず、その反動で女性らしさを消した第三の人格を作り出して記憶を消し、病院を抜け出したところで主人公に出会った。
本編で「赤坂美月」と名乗っているのは、凶暴な「赤坂美月」でも、主人格の「赤坂志穂」でもない第三の人格である。
赤坂美月(記憶喪失)
主人公が最初に出会った人格。「赤坂美月」という名前以外、記憶を全て失っていた。
本編で最も多く見る「美月」は彼女であるが、実は上記の理由で生み出された仮の人格である。
一人称は「ボク」で、ボーイッシュな性格をしている。ただし主人公との距離が縮まるにつれだんだんと女性らしさも見せてくる。
食欲旺盛だが、主人公との同居中の家事全般もそつ無くこなせる才色兼備。
他の人格に入れ替わった時の記憶は一切共有していない。
赤坂美月(姉)
本物の美月は既にこの世を去っており、それをベースにして志穂の中に生まれた凶暴な人格。
姉の美月がバスルームで自殺した際、窓から差し込んでいた夕陽で赤く染まったその光景が志穂のトラウマとなってしまい、
それ以来精神が不安定な時に赤や橙系統の色を見てしまうと姉である美月の人格が出やすくなる。
精神科医の森崎曰く「志穂の中に巣食う美月は嫉妬深く凶暴で、志穂に近寄る人物に危害を加える可能性が高いから気を付けろ」と警告されるほどであり、「大事な妹」に近づく主人公に対して密かに度々嫌がらせを行っていたのも彼女の人格である。
ルートによっては彼女の人格が顕在化して映研部員が皆殺しにされるルート(ジェノサイド編)も存在する。
人格が変わっても記憶喪失の「美月」の記憶を引き継いでおり、それを利用して気づかれないようそのまま何食わぬ顔で「美月」を演じていることが多い。
ただし一人称は「あたし」で左利きという違いがあり、主人公は気付かないがプレイヤーは注意深く見ると入れ替わりを確認することができる。
赤坂志穂
志穂の本来の主人格。しかし彼女の人格はずっと眠っており、普段表に出ているのはボーイッシュな美月と、凶暴な姉の美月である。
一人称は姉と同様に「あたし」で、本来は女の子らしい性格だった。
最良のグッドエンディングでは人格と記憶が完全に統合され、完全に志穂としての彼女を取り戻すことになる。
ちなみに、キャラクターデザインを手掛けた後藤圭二の同人誌(ごきくら3)には『ダブルキャスト』の絵コンテや書き下ろしの漫画が掲載されており、その中の一つでは後日談としてエンディング後に主人公との同居が恋人同士の同棲に変わったものの、コトの最中に急に目付きが変わった志穂の「ヘタクソ」という一言に主人公が戦慄する、というギャグが描かれている(ちなみに、志穂は「何か言ったっけ?」と自分の発言をすっかり忘れていた)。
おまけ
赤坂美月(番外編)
番外編に登場する美月。本編と設定が違うパラレルワールドで、こちらは記憶喪失でも多重人格でもない。
一人称は本編と違い「私」で、一人暮らしをしている普通の女の子である。
彼氏と破局してやけ酒を飲んで深夜のファーストフード店で居眠りしていたところ、主人公と出会って意気投合し、そのまま流れで本編同様に主演女優に抜擢される。
しかし、その彼氏とは実は主人公の友人である二村英樹であり、映研で気まずい再会を果たしたことでギクシャクしてしまい、二人とも映画の撮影を降りると宣言してしまった。主人公と部長は彼女達を説得するため奔走することになる。