概要
漫画「はたらく細胞BLACK」に登場する白血球 1196番と赤血球 AA2153番のカップリング。
初仕事からいきなり細菌に襲われ、仲間を失って自身も溶血の危機に陥っていた赤血球を白血球が助けたことをきっかけによく行動を共にするようになる。
病原菌に襲われる赤血球の元へ白血球が駆け付けて助けるほか、葛藤を抱え込みがちな赤血球を白血球が励まし導くことが多い。
各話での描写
※ネタバレ注意
第1話 喫煙、細菌、終わりの始まり
初遭遇。
血管内に一酸化炭素が充満し、立ち往生していたところに肺炎球菌まで襲ってくるというピンチに陥っていた赤血球を白血球が助けた。
この時、白血球が赤血球の背後に迫っていた肺炎球菌を赤血球の頭と帽子の間スレスレの斬撃で倒す神技を披露している。赤血球はこれに腰を抜かしながらも白血球の胸に視線が釘付けになっていた。
危機を脱した後、白血球について肺に行った赤血球は自分が働く世界の絶望的な実情を教えられる。
第2話 肝臓、アルコール、誇り
赤血球が肝臓でのアルコール分解を終えて肝細胞の見送りを受けていたところに白血球が脂肪肝の見回りにやってくる。
肝細胞にデレデレする赤血球を見て白血球が不機嫌な表情を見せた。普段感情を表に出さない白血球が嫉妬あるいは執着心を滲ませた珍しいシーンである。
第3話 勃起、射精、虚無
終盤で白血球が赤血球に淋菌の侵入を告げる。
アニメ版では絡みが増えている。ガラの悪い先輩に絡まれていた赤血球を白血球が助け、共に睾丸へ行ったことがきっかけで赤血球は新たな生命の誕生につながる仕事、即ち「勃起」への意欲を燃やす。
第4話 淋菌、襲来
白血球が淋菌との戦いに身を投じ、赤血球は最前線の尿道へ酸素を届けに行く。
そこで赤血球が目にしたのは白血球たちの死体の山、そして淋菌に圧倒される白血球だった。
淋菌たちは白血球たちが汚らしい膿に成り果てたと嘲るが、それに対して赤血球は敢然と言い返した。この時の赤血球の台詞と表情は必見。
なお、アニメ版では赤血球が同僚に「お前って、ホント白血球さんのことになると人格変わるよな」と言われている。
第5話 過重労働、錯乱、脱毛
序盤で白血球が赤血球に感謝を伝えに来る。
淋菌との戦いで窮地に陥った白血球は赤血球の言葉に救われ、戦い抜くことができたのである。
この時白血球はこれまで見せなかった満面の笑顔を見せ、赤血球を赤面させた。
第6話(アニメ第9話) 異変、水虫、働く意味
白血球が赤血球に仲間の白血球を見かけなかったかと聞いてくる。白血球も赤血球も数が減っていることを知った赤血球は自分が頑張らなければと思い詰めるようになる。
アニメ版では白血球がこれまで見せなかった不安の表情を見せており、赤血球の危機感を煽っている。
第7話(アニメ第10話) 胃潰瘍、友情、喪失
仲の良かった同僚を喪い、心神喪失状態になった赤血球が落とした眼鏡を白血球が拾っている。
アニメ版では白血球が声を掛けても返事をしない赤血球を見て怪訝に思う描写がある。
第8話(アニメ第11話) 自暴自棄、痛風、反乱
未知の細菌と誤認して結晶化した尿酸を攻撃し、痛風を起こしてしまったことに打ちひしがれる白血球のところへ廃人状態になった赤血球が現れる。
地面を殴りつけながら体への不満をぶちまける赤血球を見ていられなくなった白血球は赤血球を抱きしめて慰め、忘れ物の眼鏡を渡している。
この時の白血球の台詞は原作とアニメ版で若干異なる。さらにアニメ版では抱擁のカットが異なる角度から3回繰り返されているという力の入れようである。
第10話(アニメ13話) 心筋梗塞、蘇生、変化
数々の苦難を経て自分の仕事に誇りが持てるようになった赤血球を見て、白血球は「成長した」と彼を褒める。それに対して赤血球は「憧れの白血球さんに認めてもらえるなんて嬉しいです」と口走る。
それを聞いた白血球は頬を赤くして盛大に照れていた。