概要
漫画「はたらく細胞」に登場する白血球 U-1146番と赤血球 AE3803番のカップリング。
肺炎球菌に襲われていた赤血球を白血球が助けたことをきっかけに、この二人は親しくなりよく一緒に行動している。初めてあった時同様に病原菌に襲われる赤血球の元へ白血球が駆け付けたり、迷子になっている赤血球を案内してやったりと、よくトラブルに見舞われる赤血球を白血球が助けている。
約37兆2千億個もの細胞がいる中(しかも赤血球はその半数近くいる)、不思議と何度も巡り合っている二人である。
原作での描写
※ネタバレ注意
第1話 肺炎球菌
赤血球と白血球の記念すべき出会いの話。
いきなり侵入してきた肺炎球菌に襲われそうになった赤血球を白血球が助けたことが切っ掛け。病原菌に容赦のない白血球を他の細胞が恐れて遠巻きにしている中彼女はお礼を言い、彼も何だかんだ言ってそれに返していた。
最後に赤血球が「また会えますか?」と聞いた時も、「同じ世界で働いているんだからいつか会えるさ」「またな」と白血球が応えているのが印象的(直後レセプターが反応してスイッチが入ってしまったが)。
第2話(アニメ第5話) スギ花粉アレルギー
本作屈指のギャグ回であるが、原作では白赤的に変わったことがあったわけではない。
しかしアニメ版ではステロイドが暴れるシーンで赤血球が白血球に腕組みをしており、白赤推しを驚かせた。
第4話(アニメ第2話) すり傷
擦り傷に吸い込まれそうになった赤血球を白血球が助けるところからスタート。
傷口から侵入してきた菌と不利な状況の中戦う白血球を赤血球は心配し、駆除や血栓が完了して真っ先にお礼を言いに来た。その時の赤血球の笑顔は控えめに言って最高なものだったと記しておく。
その後は仲良く3日間かさぶたの一部になっていた。ちなみに小説版だとこの話が白赤が出会う回で、かさぶたとなっている最中に自己紹介を行っている。
第5話(アニメ第4話) 食中毒
始まりのシーンで二人揃って胃の様子を見学している。
赤血球が話し出したところでレセプターが反応してしまって長くは続かなかったが、その様子はどう見ても水族館デート。
第7話(アニメ第6話) 赤芽球と骨髄球
赤血球と白血球の幼少時代の話という白赤推しにはたまらない回。
赤血球の前駆細胞であった赤芽球が骨髄で緑膿菌に襲われていた時、まだ骨髄球であった白血球が助けに入った。別れ際に赤芽球のお礼と「また会えるか」という問いかけに骨髄球が応える様子は、後に成長した後の出会いのようだった。
お互いの顔は覚えていないようだが、赤血球はおぼろげな面影を白血球に感じているようである。
第9話(アニメ第7話) がん細胞
二人の絡みこそは少ないが、ピンチに陥っていた白血球を赤血球が助けた話。
がん細胞との戦いで絶体絶命だった白血球の元へ、不吉な予感を感じていた赤血球が他の免疫細胞の援軍を連れて駆け付けた。最後に白血球が助かったと礼を言い、赤血球が笑顔で返している。
第10話(アニメ第8話) 血液循環
赤血球が主役かつ、白赤の伝説回と言って差し支えない話。
一人で体内を循環してみせると燃えている赤血球を白血球が心配し、仕事の間ずっとストーカー……もとい見守っていた。その様子を見て、白血球が赤血球を「すごい奴だ」と言っていたのは忘れられない。
極めつけは、仕事を終えた赤血球と白血球がベンチに仲良く並んで話しているところだろう。
一番の共通点は……
共に「どんな状況でも仕事をあきらめない、投げ出さない、逃げ出さない」ところだろう。
白血球は【熱中症】、赤血球は【出血性ショック(後編)】にて共に血球一つがどんなに頑張ったところでそれ以上の事態の好転が見込めない状況であったが……
- 白血球「この体(世界)が生きている限り、俺があきらめる理由にならない!」
- 赤血球「それでも私は酸素を運ぶよ!」
と、最後の一人になっても自分の仕事をあきらめない意思を示している。
まさにオープニングテーマの歌詞通りに。
余談
赤血球と白血球の中の人は別アニメのヒーロー、ヒロインと同じである。また、同時期に放映されていた(ただしこちらより先に放映が開始した)別アニメの主人公の仲間とその主人公と同じでもあるが、立場が逆転している。
関連イラスト
本編&アニメ版