モノクマ「うぷぷ…ここから先はネタバレ満載だよ!」
特にゲーム『ダンガンロンパ』1作目及びそのスピンオフ『ダンガンロンパ/ゼロ』のネタバレを含んでいます。閲覧は自己責任でお願いいたします。
概要
音無涼子…江ノ島盾子が生来持っていた才能のひとつ。もう一つは超高校級の絶望。
表向きは「超高校級のギャル」だった江ノ島だが、本来の才能はその優れた「分析力」の方である。
相手の才能を分析した後、それを自分のモノにコピーし、そこから改良を加える、という才能。あらゆる物事を分析して理解でき、並外れた計算力で未来予知レベルで自分の目的を果たすための道筋を瞬時に叩き出すことができる。
「超高校級のギャル」としての地位の確立も、その優れた分析力で自身の最大限の魅せ方を理解していた為である。
しかもこの才能は、ギャル以外にもさまざまな超高校級になれる素質を秘めている。
例えば「超高校級のプログラマー」であれば自身のアルターエゴを造りバックアップも取れ、機密データのハッキングなど容易く出来てしまう。
「超高校級の神経学者」であれば、記憶操作の技術を盗み、アレンジである特定時期の記憶だけを意図的に抜き出す離れ業も開発する事が出来る。
容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能な完璧超人は決して過大評価ではなく、江ノ島はそうできるだけの能力を持った生まれながらの「本物の天才」である。
ただし飽きっぽさもあって自分で一から技術を確立する事はできず、他人の手で一度確立された技術の応用に留まっている。またあくまで分析して真似・改変するだけなので、筋力など必要なアスリート系の才能はコピーできない。
この能力のため江ノ島は幼少の頃から天才で、何をやってもそつなくこなし、何でも自分の思い通りに物事を進める事ができた。しかしそれ故に幼い頃から何の達成感も抱けずに飽きやすい性格になり、想像を超えたことを起こす絶望だけが彼女の生き甲斐となってしまった。
ある意味「超高校級の絶望」の根源となった才能である。
そんな江ノ島は、自分の障害になりうるのが苗木誠だと計画前から見抜いていた。
超高校級の幸運の中でも、狛枝の「幸運」は不幸と幸運が両極端になって自分の望みを掴めるため狛枝は自分でもコントロールでき、江ノ島も結果は分析できるものであった。
しかし苗木の「幸運」の場合は苗木本人ですら発動の予測ができず、しかも一見不幸に見えて命の危機をギリギリで回避し苗木の身を守っていることから、彼女の分析力をもってしても発動の予測ができないと分析し、密かに危険視していた相性の悪い相手だった。
しかし計画破綻のリスクを負ってまで自分の手で殺す価値はないだろうと判断し、江ノ島の話を聞いていた戦刃むくろも好感を抱く苗木の殺害には消極的だった事もあり、苗木は「幸運」にも見逃された。
ダンガンロンパ3『絶望編』では、瞬時に御手洗の技術をラーニングしており、後ろにいた戦刃むくろが解説をした。