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声優編集

解説編集

普通の大学生として平凡な日々を送っていたが、ある朝目の前にいたノイによって指輪の騎士の一角であるトカゲの騎士に選ばれる。頭の回転が速く、無愛想で冷淡な性格の合理主義者だが、内心の弱さを隠す壁でもある。スケベな一面もたびたび見せる。異常に酒に強く、初めて飲酒した際には一緒に飲んだ氷雨からざると評されていた。カナヅチ。好物はラーメンで、近所のラーメン屋「界王軒」に週一で通っている。

幼いころ家族に不幸があり、それを原因として祖父から虐待を受けていた。そのため、重度の人間不信に陥っており、全ての物事に対し無関心な日々を送っていたが、さみだれとの出会いによって強く感化され、彼女に自身の全てを捧げることを誓う。騎士となって以降、さみだれやノイと接し、東雲半月との出会いと離別、さみだれの家庭の事情に関わる等の様々な経験を経て性格も少しずつ変化していき、祖父とも和解の道を歩む。

泥人形との戦いで半月が自らをかばい死亡したことが元のトラウマと重なってPTSDとなり、一時的に泥人形と戦えなくなった。だがそれを克服し、同時に半月の交わしていた騎士の契約によって半月の古武術の技が自らに託されていたことを知る。自身の身体能力や経験・感覚が伴っていないため、純粋な戦闘能力では三日月やさみだれにはおよばなかったが、三日月に敗北したことをきっかけに足りないものを見出し、日々の訓練で成長を続ける。

掌握領域は「掌握空域 天の庭(バビロン)」。薄く伸ばしたドーム状の掌握領域を広げることにより、相手の動きを阻害し、かつ自分の動きの補助をさせるというものである。本人はこれを「考えることをやめては使えない力」と称している。この技は夢の世界における生前の東雲半月との戦闘の際に披露したもので、それまでは長らく掌握領域に名称をつけておらず、念動力としての使い方以外は見せていなかった。対人専用に特化した能力であり、幻獣の騎士となった南雲と白道を手玉にとるほど。反面、単純に圧倒的な力を持つ存在には効果が薄いらしく、騎士団への反逆時にはまっさきに風巻を落としており、さみだれ相手にも防戦一方であった。

初期から主に行っていた掌握領域の運用は、領域を足場代わりにし、跳躍したり、落下時に減速したりするというもの。念動力であるため夕日以外の人間にも作用し、夕日を追って崖から飛び降りた泥人形の姿勢を崩したり、さみだれの足元に領域を作って撃ち出したりもしている。また、風巻の泥人形との模擬戦において領域を変形させ、半月の方天戟と同型の掌握領域を放ったが、威力は半月のものには劣っている。

10年後となる最終話では父の後を継ぎ刑事となっていた。アニムスとの最終決戦の際には、当時の夕日がブルースドライブモンスター深部でこの時の夕日と出会っている。

作者はキャラクターデザインの雛型として、自身の短編作品『がんばってちゃんとやめよーぜ』の主人公、水島の可能性を示唆している。

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