CV:小松史法(第2シリーズ)、佐久間元輝(第3シリーズ)、乃村健次(第5シリーズ)
概要
粗暴な性格だが戦況を見極めることに長けており、野盗時代に培った知恵と経験を駆使する。
その実力は高く、かつて桓騎が雷土とその一家を取り込もうとした時には相当苦労したとされる。現在は桓騎の考えが読めなくても黙って信じるなど信頼が厚い。
一方で桓騎一家が桓騎軍に編入され戦いを続ける内に桓騎「一家」という家族のような関係が薄れていったようだが、死ぬ直前の拷問の最中に桓騎への想いを思い出したようだ。
黒羊編では左翼軍大将として岳嬰軍と戦い、初日に慶舎による策で危機に陥った時には、ゼノウと共にかつて野盗時代に使用していた笛「火兎」を吹いたことで、危機を脱しその後ゼノウらと共に中央丘にいた趙軍を襲撃した。
鄴編では、鄴解放軍の迎撃に当たり、鄴へ到着した疲労困憊の李牧軍をゼノウ一家と迎え撃つ。
扈輒軍との戦いでは右翼軍を指揮し、龍白公軍と対峙し劣勢に立たされていたが、桓騎の作戦を聞いて後退する。その最中、龍白公を誘い出し討つが、駆け付けた竜布に捕らえられた。扈輒軍本陣に連行され、凄惨な拷問の末に死亡。
尚、この拷問は当然桓騎の戦略を吐かせるためのもので、雷土は実際にその計画を把握していた側近だったが、全身を文字通り八つ裂きにされても一切吐かなかった。
69巻のあとがきによると、作者が桓騎を描く際はずっとモヤを掴むようなイメージだったが、雷土の死亡以降からキャラクター性が見えてきたとのこと。
つまり雷土は作者にとっても桓騎のキャラクター性を確立する上で重要な人物だったと言える。
アニメ第5シリーズ現在で最多の声優交代が行われたキャラクターである。
また、第3シリーズの佐久間氏は摩論も兼任していたが、第5シリーズでも引き続き佐久間氏が担当することとなった。