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概要

CV:森久保祥太郎

元テンパ(アニメ版では元ツェルー)のGCである、GS。ライセンスは不明だが、戦闘スタイルは日本刀による二刀流。

容姿は青っぽい銀髪の細身の美少年(アニメ版では頭身が原作より高くなっているので美青年)。基本的に黒いスーツ姿、袖と着用した白い手袋に十字の模様が入っているのが特徴的(アニメ版では模様は手の甲に直接刻まれている)。

現在のテンパのGCと同じく本来は変異種である鳥人。後述の理由により翼を失っている。

雹がGCを務めていた666年前のテンパでは、致死率の高い奇病が大流行しており、村人たちは雹のような鳥人たちが病を流行させたのではないかとの迷信から疑心暗鬼に陥った末、雹の幼い弟の瑠璃を捕らえ、血清(※)を得る目的で殺害。体を木に吊し上げられ、血を一滴残らず抜き取ると言う凄惨な仕打ちを受けた愛する弟の亡骸を目の当たりにした雹は、トラブルキッズとなり処刑されることを覚悟の上で村人たちへの復讐を決行した。復讐を終えた後、自らの翼を刀で切り落とし、針の塔からの沙汰を待っていたが、現れた針の塔の使いであるチャラに永遠の時を生きると言うGSに勧誘される。種族柄短命であるため、永遠の命を求めたことと、変異種たる鳥人の憎悪が世界を蝕む力を有することから、自身が生き続けることで弟を奪った世界に復讐するのを目的としてその誘いを承諾し、GSとなった。

(※)実際に0の樹の毒素が原因の変形などは変異種たる鳥人の血を血清として中和することが可能だった。

現在は針の塔の事実上の指揮官にもなっており、GSの資質が反応すると自らツェルブワールドに赴く。

同じGSである炎のことはとことん嫌っており、当初は炎の息がかかった者であると判明しただけで爆に対して殺意を剥き出しにしていた。

また、針の塔の使いでありGSになった当初からの付き合いであったチャラのことは使い魔、下僕としてこき使い、わがままや無理難題を言って困らせてばかりいた。

自己中心的で感情的且つ冷酷な性格だが、過去の事件の影響からか、「強い男の子」が大好きなホモ

セカンで初めて交戦し、GCながら自分に傷をつけ素敵な屈辱を与えたに惚れ、それ以降は何かにつけ爆への感情が爆発して大量の鼻血と涙を流すため、部屋には栄養ドリンクを常備するようにもなった(その他にも、爆関連のグッズや大量の花、ダブルベッドなどもいつの間にか取り揃えられていたが、飾った花やベッドは炎に邪魔臭がられて無造作に切り捨てられている)。

たびたび爆の旅の道中に刺客を放ち、トラブルを起こして爆の資質を試してきたが、針の塔における爆との直接対決で爆に背中の翼の痕を見られたことから自身の憎悪に満ちた過去を爆に伝える。針の塔が失われた後、永遠の美しさを保てなくなる世界に存在意義を見出さず、爆と共に心中することを望むが、爆に拒絶され、同時に内面の弱さを真っ向から指摘され、反発しながらも今まで爆に惹かれてきた理由を心から理解するようになる。

そして0の樹の番人であるチャラと、0の樹を消し去ろうとする爆の戦いに介入し、今まで下僕として扱っていたチャラの離反と自身への軽蔑を込めた本心を知り、爆の代わりとして交戦。0の樹の力を吸収したチャラに自らの流した変異種の血を血清として打ち込み辛勝したが、元凶である0の樹を消滅させるためには変異種の全身の血液を血清に差し出す必要があることを悟り、爆の望みを叶えるために自ら死を望む。しかし、すんでの所で深傷を負いながら生きていたチャラに阻止され、チャラ自身も特別な変異種であり、その血でなければ0の樹を消滅させるまでには至らないことを伝えられる。雹のわがままや癇癪に終始うんざりしながらも、666年間の孤独を癒してくれたことへの感謝というチャラの真の本心を涙ながらに打ち明けられ、必死の説得を試みるもむなしく、雹に代わってチャラがその血を差し出し、0の樹と共に消滅してしまう。その時には既に自らの孤独よりも、誰かの死を悲しんで涙を流すまでに人間らしい心を取り戻しており、爆の励ましとチャラの最後の手助けでもって立ち直った。

以降は完全に爆に協力し、チャラとの戦いからは自ら捨てたはずの翼も復活している。針の塔に逆らった罰として家族に死の呪いを与え長きに亘り苦しめてきたシルバにも謝罪、どのような罰も受け入れる姿勢を示し、同郷のGCであるハヤテやシルバの孫であるピンクを助けながら、最終決戦に向かった。

決戦後はハヤテとチャラ(残された種からまた世話している)と共に生活しているが、亡き弟の代わりに変な服ばかり着せられるなどの理由からハヤテには若干疎まれている模様。この時には鳥人特有の短命と言うハンデが無くなっており、普通の人間として生きながら、爆にますます惚れ込んでいる。永遠の命が無くなったためか人間として成長し、髪が伸びて更に耽美な様相になっている。

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雹(ジバクくん)
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