電波望遠鏡
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でんぱぼうえんきょう
電波望遠鏡とは、観測に可視光線外の電波を利用する望遠鏡のことである。
電波望遠鏡とは、観測に可視光線外の電波を利用する望遠鏡のことである。
可視光線を観測する一般の光学望遠鏡に対し、電波を用いて宇宙を観測する特殊な望遠鏡のこと。
光学望遠鏡は個人宅で所有できるほど小型のものもあるが、電波望遠鏡は電波を利用する性質上、巨大なパラボラアンテナを用いる必要があり、基本的に天文台レベルのものとなる。
光学望遠鏡の解像度を決める口径に当たるものがパラボラアンテナの直径になる。しかし、望む解像度を得ようとするとこれが数百メートルになることも珍しくない。可動式のものとしてこれほどのものを建造するのは困難である。
このため、通常は小型の電波望遠鏡を複数設置して見かけの直径を伸ばす方法が取られており、観測所は奇観をなす。さらに、データの同期を確実に行えるなら複数国間にある電波天文台を繋いで数百~数千kmに口径を広げることも可能である。実際にこの方法で地球の直径にまで口径を伸ばして2019年に観測結果が得られたのがブラックホールである。
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