概要
遥か昔、青の秘石の秘めたる力によって生み出され、同じく赤の秘石から生み出された「赤の一族」と共に「聖域」であるパプワ島で平和に暮らしていたが、徐々に二つの種族は対立するようになり、激しい戦いの末に青の一族は秘石を持って島を脱出。
その後、外界で人間と交わり繁栄を続け、世代を経てガンマ団を創設し現在に至っている。総帥であるマジックをはじめ、その兄弟や子供達が今世の一族の末裔とされている。
特徴
姿形こそ普通の人間と変わらず、皆金髪と青い眼を持って生まれてくる。また、外界と接点を持つようになってからは、ガンマ団総帥として各国との対立バランスを保つため、結婚はせず全世界から優れた遺伝子を集め、選ばれた卵子により人工授精(実際は代理出産なのかは不明)によって男性のみが生まれるという。
一族は代々「秘石眼」という特殊な眼を持ち、超常的な力を発揮する。これは赤の一族も共通しており、本来であれば片目のどちらかが秘石眼であることが普通であるらしいが、青の一族ではマジックとコタローが、赤の一族ではパプワが両目とも秘石眼を持っており、非常に特異な例とされる。
マジックやサービスの様子からすると、秘石を一目で見分ける能力をごく普通に持ち合わせているらしく、他の構成員ではまったく見分けがつかなかったものをあっさりと区別していた。ただし秘石眼を持たないシンタローは区別ができていなかったことから、秘石眼に依存する能力である可能性が考えられる。
その他、気合とともに手から衝撃波を放つ「眼魔砲」なる秘技も代々伝えられている。これは技術ではなく心で撃つものとされている。
該当人物
四兄弟
四兄弟の子供たち
シンタロー:マジックの長男(実際は秘石の作り出した番人) / 秘石眼を持たず、金髪でもない。 |
その他の青の一族
四兄弟の父親:通称「金色のライオン」。本名は不明。
ラッコン:四兄弟の叔父、恐らく父親の弟。
ミツヤ:マジックの元補佐官であり親友。
青の秘石
退屈に耐えかねて赤の秘石をそそのかし、赤と青の一族を生み出した全ての元凶。性格は享楽的かついい加減で、赤の秘石と自分以外の他者を自分が作った青の一族も含めて見下しまくっている。
『南国少年』で青の一族が被った諸々の事件はだいたいこいつのせいだが、最終的に赤の秘石とその番人となったリキッドによって秘石門に収められた。
続編の『PAPUWA』ではチャッピーの意識を乗っ取る形で登場するなりかつての所業を『まあ悪かったな』と超軽い謝罪で済ませたり(しかもチャッピーの身体だが腹をかきつつ)、いきなり『ぶっちゃけ助けろ』と要求したりとアバウトすぎる素の性格が浮き彫りになった。