シンちゃんのバカー!!おぼえてろッ!!
概要
CV:中原茂(南国少年パプワくん) /山口勝平(PAPUWA)
シンジケート「ガンマ団」の一員にして、シンタローの従兄弟であり幼馴染。
5月12日生まれでシンタローとは同い年。父親はマジック総帥の弟・ルーザー(故人)とされる。
マジックからは「グンちゃん」と呼ばれている。
非常に執念深い性格で、シンタローのことをマジック同様「シンちゃん」と呼び慕う傍ら、少年時代にシンタローにいじめられたことをずっと根に持っている。また、常に日記帳を持ち歩いているようで毎日のように受けた屈辱を日記に書き記している。
当初は「博士」という肩書からか気取った立ち振舞いもみせたが、登場するたびにその子供っぽい趣向や泣き虫で甘えん坊な側面が目立つようになり、過去を振り返るマイナス的な志向も徐々に減っている。
組織内部では科学者としての地位を確立しており、自ら「天才科学者・グンマ博士」と称している。作中でもガンボットシリーズなどの戦闘用大型メカニックを制作しているが、ツメが甘い。ボンボンなので仕方ないのだが、一方で同じ失敗はしないよう心がける・ローテクであっても利用できるものには分け隔てなく着眼するなど、広い視野や努力の姿勢を持つ。
幼少期からの教育係で腹心であるドクター高松のことを篤く信頼しているが、高松はグンマを溺愛するあまり良からぬ愛情を抱いている節があり、彼の挙動を見守りながら鼻血を垂れ流している。
なお、名前の由来はこれまでの刺客たち同様に日本の地名(彼の場合は群馬県)が由来となっているが、他の団員のようなその地域になぞられた設定や方言などは見られない。
容姿
髪は金髪のロングヘアーで、後ろ髪の毛先をゴムで束ねている。
衣装はグレーのチャック式学ランのようなものを着用。
登場初期は険しい顔立ちだったが、物語が進むに連れて(作者の作画の変更もあるが)瞳が大きく、頬が紅潮して描かれるようになり、その性格も合わせてあどけない性格へと変わっていった。
『PAPUWA』においては他の面々同様に年齡を重ねているはずだが、毛先にカールがかかり髪留めにリボンを愛着するなど、むしろ若返ったようにすらおもえる。開発するロボットの趣向も大幅に変わっており、ゾウやアヒルなどの動物を模したファンシーなものを好むようになった。
SFC版では
SFC用の同名のゲームソフトでは第2ステージ「グンマ山」のボスとして登場する。
ステージ開始早々シンタローの前に姿を現し、本作のキーアイテムとなっている「願いの像」を彼が隠し持っていると思い込み、「うるとらガンボット」を差し向けようとする…が、シンタローにリモコンを破壊され暴走。空の彼方に消えてしまう。その後、シンタローに対して捨て台詞を吐きながら逃亡する。
本作では日本各地の特産物をモチーフにした敵キャラクターが次々と登場。
グンマ山では、原作でもアニメでも特別取り上げられなかった由来である群馬県に肖った敵キャラが数多く登場している。また、本作でのグンマのキャラクターに合わせ、機械のキャラクターも多い。
(主な敵キャラクター)
だるまオヤジ |
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メカキャベツ |
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からっ風ブースケ |
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カモネギ |
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メカ忠治 |
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メカハニワ |
ボス戦では、アニメ版同様グンマがヨッパライダーを模して作ったロボット「メカヨッパライダー」に搭乗し、シンタローを騙して願いの像を奪おうとするが、途中でヨッパライダー本人が現れるためにあっさりニセモノとバレてしまう。
敗北後はロボが崩壊し、必死で自転車漕ぎを行っているグンマの姿が露わになり、子供の悪口のような捨て台詞を吐きながら瀧の涙を流して逃亡する。
関連タグ
※以下、本編でのネタバレを含みます。
実はマジック総帥の実子(長男)であり、コタローの本当の兄。
かつて叔父のサービスは、長兄・マジックが次兄・ルーザーを戦死に追いやったとして激しい怒りを覚え、同僚の高松と共に、同じ月に生まれたシンタローとグンマを入れ替え、マジックにルーザーの息子を育てさせることで報復しようとした。
つまり、本来はシンタロー(キンタロー)がルーザーの息子・グンマとして生まれた子供で、グンマはマジックの長男・シンタローであったということになる。
己の出生の事実に苦悶しつつも以降は精神的に大きな成長を遂げ、自分達を玩具にする青の秘石に対して啖呵を切ったり、キンタロー(シンタローの肉体の本来の持ち主)のフォローに回る姿もあった。
続編の『PAPUWA』では、その複雑な血縁関係を受け入れて、実の父であるマジックや弟のコタロー、キンタローやシンタローとも親密な関係を築いている。なお、これまで「伯父様」と呼んでいたマジックのことは「お父様」と呼んでいる。その一方で、『スワン1号』といった白鳥の着ぐるみみたいな潜水スーツ等々バカみたいなデザインの発明品を作り出す科学者っぷりも健在でありシンタロー直属の部下となった団員たちからは「バカ息子」と称されている。